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「おまえの体を舐めまわして従順にさせてやる。もう俺の茎は限界だからな」
 涼はいとも簡単に悠を粉雪の積もる歩道に投げ飛ばした。
片足をとられていたからとはいえ、悠は歩道に背中を打ちつける羽目になった。
「いてえっ!」
 この痛みと足元からくる凍えるような寒さに悠は体を震わせた。
粉雪は激しい降り方に変わり、容赦なく悠に降り積もる。
おかげで視界も悪くなった、高笑いでもしそうな涼の表情が悠には見えない。
「ちくしょう…」
 握った拳の冷たさに悠はぞっとした。
感覚が無くなる前に涼を打ちたい、そう思うのだが首や頭の痛みにくわえて背中の鈍痛が響く。

「怖いか?強気なおまえでも怖いことがあるんだな」
 涼は勝ち誇ったように豪快に笑うと、悠を見下ろした。
「所詮は子供だ。圧されて当然」
「…あんたも子供だろう」
「まだ話す気力があるのか。たいしたタマだ」
 悠の抵抗はどうやら涼をそそるらしく、この寒さの中で涼は上着を脱いでネクタイを緩めた。

「この茎を見て、まだ俺が子供だと言えるか?」
 
 涼が鼻で笑いながら自慢の茎をさらけ出すと、悠はいまだとばかりに涼の足元を蹴った。
すると見事に涼が転倒して腰を打つ。
その衝撃で眼鏡が落ちた。
「こ…のガキ!」
 勃起した茎を出しながら憎憎しげに悠をにらむ姿は、滑稽なものだ。
「茎自慢なら女相手にやれ。俺はそんなもの、自分ので見慣れている」
 悠は寒さで頬を赤くしながら、ゆっくりと体を起こそうとした。
しかし「いてっ!」と思わず叫んでしまう。
凍てつく風が吹く中では痛みは増幅して感じられるのだ。

「逃がす気はない!」
 涼は悠の体に圧し掛かり、襟元をつかんで引き上げた。
「くるしっ!」
「苦しいか?そうだろうなあ。しかし従順にしていれば楽しくなるぞ?」
「…犯されてなにが楽しいんだ!」
 悠は涼の横腹を殴ろうとしたが腕を取られた。
そしてもう片方の腕も取られ、両手はネクタイで縛られてしまう。

「あとはやんちゃな足だな」
「触るな!」
 悠は足をばたつかせるが肘で押さえられ、ボトムを脱がされた。
そして下着も膝まで下ろされてしまい、下半身は隠せない状態にされてしまった。
「起たないか。しかしおまえにその気がなくても俺は自分の欲望を満たすからな」
 涼は悠のヘアーを撫でながら不敵に笑うと、一気に力をこめた。
「いっ!」
 思わず悠が悲鳴を上げるほど強引に涼は悠の股を割ったのだ。
「滑らかな肌だな。こんなところを触られた経験はないだろう?」
「誰が触るか!」
「これは楽しめる。おまえを調査した時間は無駄ではなかった」
 涼は悠の内側の腿をしつこいくらいに舐めまわし、きわの部分はわざと強く吸って跡をつけた。
「俺を調べたって?」
 悠は犯されている中でも気力は萎えていなかった。
「ストーカーかよ」
「無粋だな。変質者と同類にされたくないね」
「あんたは変態だよ」
「…その減らず口を黙らせてやる」
 そして膝を悠の上半身に折り曲げたので、悠の秘部は丸見えになってしまった。
「なんて格好をさせるんだ、てめえ、絶対に許さない!」
 悠は足を戻そうと懸命になるが、涼が押さえつけているので思うようにならない。
「雪で濡らすか」
 涼は積もる雪を手に取ると、悠の秘部に突っ込んだ。
「つ、つめた!」
 悶える悠を見て、涼は更なる刺激を得た。
「これでいくか。…さあ、大きな声で啼いてみろよ」
 悠の水滴が落ちる秘部に涼の勃起した茎が挿入され始めた。
「いてええっ!」
「暴れるな、進まないじゃないか!」
 まだ先端しか入れていない。
穴が小さすぎるのだ。
いつもなら指で押し広げなくても茎は挿入できたが、この寒さで穴が収縮しているのだ。
「手をかけさせる…」
 忌々しげに涼がぼやくと「愛がないからだよ」と組み敷いたはずの悠の声がした。

「男同士でセックスなんておかしいけど、愛があれば俺はいいと思った。だけどあんたは違う」
「まだ口答えをする元気があるのか!」
 涼は苛立ちながらも挿入を続ける。
しかし小穴は思うように開かず、受け入れられない。
「この…」
 涼は自分の茎を進めるべく両手で茎を持った。
その瞬間に悠が両足で涼を蹴り飛ばした。
「ふざけんな!」
 涼は植木に頭をぶつけた程度だが、肝心の茎が今の衝撃で爆ぜてしまった。
自分のボトムに白い精を撒き散らして呆然としている。

「警察行きだな」
 悠は体を起こした。
そして両手首を涼に見せて「外せ」と命令をした。
 観念した涼はネクタイを外し、ただ呆然と悠を見つめた。

「なんだよ、気色悪いな。俺を見るな」
「…こんなに抵抗をされたのは初めてだ。誰もが俺に足を開いたのに、どうしてだ」

「強姦だからだよ!」
 
 悠は「寒い寒い」と騒ぎながら身支度を整えた。
「先輩。あんたは人を好きになったことがないだろう?」
「…そうだろうか」
「あんたのことを聞いているんだ!人を好きになれば相手を思いやるしやさしくなる。
人を襲うことなんて考えもしないはずだ」
 悠は怒鳴りつけながらふと「あ、そうか」とぼやく。
「襲うことで性欲を満たしていたんだったな。あんたは人間じゃない。救いようのないものだ」
 悠は動けない涼を置いて体育館の正面出入り口に向かった。
そして教師に「警察を呼んでください」と言い、涼の元へ急がせた。



「おまえのことが好きだったんじゃないのか?小松」
「有り得ない」
 後日職員室に呼び出された悠は、教師にはっきりと否定した。
「しかし石原の部屋からは小松に関するデータが出てきたそうだぞ?」
「は?」
「警察から聞いたけど、登下校の道順や親友の有無なんて個人的なことまで調べていたらしい」
「…呆れた野郎だ」
 悠はため息をついて職員室を出ようとした。
「おおい、本当に好意はないのか?おかしくないか?」
「有り得ませんって!もう関わりたくもない」
「愛情を表現するのが下手なんじゃないのか」
「はあ?この期におよんでかばいますか?」

「いや、愛されたかったと思うよ。だから自分を尊敬してくれる子を選んで犯した。
やり方は明らかに間違っているけどな」
「俺はあんな奴、最初から尊敬していませんよ」
 悠は教師に手を振って職員室を出た。


「悠!」
 途端に親友に抱きつかれてしまった。
「大丈夫?痛みは消えた?」
 涙目で見られると、弱いものだ。
「首以外はもう治った。首も…そのうち治るんじゃない?」
「よかったー」
 親友が悠の胸に顔を埋めて離れようとしない。
「元はといえば僕がやられたからだよね、巻き込んでごめん」
「謝るなよ。おまえは親友なんだから、できる限りのことはする。それが俺の信念
「…かっこいいなー」
「あはは。惚れるなよ」
 悠は親友と手をつなぎながら教室に戻った。
ようやく平穏な日々が戻るのだ、それが嬉しくて思わずつないでいた手に力をこめた。


終わり

読んでくださってありがとうございました









 
 






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 涼の脳内にはサイトで見た犯されて泣きわめく子の動画が再生されていた。
その子を悠に置き換えて、ハンドルを握りながら沈黙を保つ。
まるで妄想に酔っているかのようだ。
「どういうことだ」
 悠は自分がいつからつけられたのかわからない。
だが「こんな奴の相手をする時間は無い」とつぶやき、車を無視して立ち去ろうとした。
 すると急に車がバックし始める、これでは悠は轢かれてしまう、焦って駆け出すが傘が邪魔で体勢が崩れそうだ。
 悠は粉雪の舞う中で傘を閉じ、本気で走り始めた。
その行く手を涼が追う。
「しつけー!」
 一方通行の細道に逃げ込んでも涼は構わずに突っ込んできた。
『次の狙いは悠だ』、クラスメートが告げた言葉が頭を駆け巡る。
 閉じた傘が家々の壁に当たってべきっと鈍い音を立てていた。
それでも構わずに、悠は走り続ける。

「やっぱり警察に突き出すべきだったんだ!」

 悠は呼吸を乱しながら親友の家からどんどん遠ざかる。
それは今この瞬間に自分が襲われようとしているのに親友を思う気持ちが強いからだ。
 携帯に連絡を入れたくても、そんな隙は見せられない。
悠はただ走りぬけ、大通りに出ると傘をさしたクラスメートたちが歩いていた。
「危ない!」
 悠の叫びに驚いた子が見返って「車が突っ込んでくる!」と大声を上げた。
皆が一斉に走り出すと、涼は諦めたのかバックを始めた。
そしてキュキュとタイヤを鳴かせながら走り去った。

「おい、悠。なにがあったんだ」
 クラスメートが顔色を失った悠を気遣った。
「どこの誰がおまえを追いかけたんだ?」
 クラスメートが聞いたとき、様子を見ていたらしい女子たちが「石原先輩じゃない?」と言う。
「小松くんを追いかけながら笑っていたよ。なんか、キモかった」
「あの人、今日は卒業式なのになにをやっているんだろうねー。おかしくね?」
「え、石原先輩だって?」
 悠は無言で肩に積もった粉雪を手で払い除けると携帯を取り出した。
親友に「ごめん。むかえにいけないから」と告げると、溜息混じりに携帯をカバンに突っ込んだ。
「おまえ、相当執着されているぞ」
 クラスメートは悠が心配なのだが悠は何もなかったかのように歩き始めた。
「悠?」
「早く行かないと卒業式に遅刻しちゃうぞ」
 悠は見返って笑顔で促した。
「おい、悠!大丈夫なのか?」
 クラスメートが傘をささない悠を不審に思い、自分の傘の中に悠を入れた。
「傘、壊れたのか?」
「え」
 よく見ると骨が曲がっていた。
家々の外壁に傘が当たったせいだろう、悠は嫌な気分になった。
この傘のように自分を犯そうとしている涼の思惑に気付いたが、震えはなく、むしろ怒りを覚えた。

「執着しているなら返り討ちにしてやる」
「悠、血気盛んなところはいいけど無茶をするなよ」

 クラスメートがたしなめても悠はとどめをさすべきだと考えた。
それには教師の協力が要る、だが教師に受けがいい涼を罰することができるのだろうか。



 悠たちが歩いている頃、涼は一足先に学校に着いた。
そして職員室に行くと開口1番に「ご迷惑をおかけしました」と謝罪した。
「石原、おまえは十分に反省しただろう。もうあの件には触れないつもりだ」
「今日は晴れがましい卒業式じゃないか。笑顔で参加しろよ」
 教師たちはこぞって涼を慰めた。
強姦をした男を許すあたり、事情はよく伝わっていないようだ。
涼はこの現実にほくそ笑んだ。
誰も彼もが自分の味方だと判断し、運の強さを実感した。
 なにをしてもとがめられないだろう、これであの勝気な悠を襲うことができる・涼はそう信じた。


 いよいよ体育館で卒業式が始まり、在校生が着席している中を卒業生が入ってくる。
このおごそかな雰囲気の中で、悠は爆睡していた。
ものごとを考えすぎて疲れたのだ、しばしの休息を注意するクラスメートはいなかった。
 式は予定どおりに進み、卒業証書授与が終ったころに悠は目を覚ました。
「卒業生が出て行くから、立つぞ」
 隣にいたクラスメートが悠を促し、拍手をしながら卒業生を見送った。

 これですべてが終るはずだった。
しかし体育館を出たあたりで在校生と卒業生が「おめでとうございます」などと挨拶を交わしたり、
教師もその中に入って「おめでとう」と騒ぎ始めた。
「俺たちは帰るか」
 悠は親友と連れ立って体育館を出ようとした。
だが混雑していてなかなか出られない。
 卒業生の写真撮りがあちこちで始まっていて、その中をかいくぐるのは至難のわざと思えた。

「裏口から出るか」
 悠が閉ざされていた体育館の裏口のドアを開けると、粉雪が舞い込んできた。

「悠、そういえばどうして今日は迎えに来てくれなかったんだ?」
「ごめん、それがさ…」
 上手く誤魔化そうとした悠の目の前に涼が現われた。
「多分、こっちから出てくると思ったよ。予想どおりで退屈をせずに済む」 
 その勝ち誇った表情を、悠はにらみつけた。
「…あんたは一体、なにが目的なんだ!朝から走りまわされて俺は不愉快だ!」
「きみに興味があるからだよ、小松悠。今日こそ付き合ってもらうぞ」
 そして涼は卒業証書の入った筒を振り上げて悠の首筋を殴りつけた。
「…つっ!いてーなー!」
 悠は首筋を抑えながら、頭痛を感じた。
首への衝撃は頭にも伝わるらしい、悠は右に首がまわらなくなった。
しかしこの状況でも、悠は涼の腹を蹴り飛ばした。
「ぐっ」
 涼が体を曲げたとき「先に帰れ!」と悠は親友を外に出した。
「悠!」
「大丈夫、後で追いかけるから」
 悠は親友に笑って見せたが、緊張感は否めなかった。
「…今日でけりをつけてやる」
 悠の言葉に涼は体を曲げながらも鼻で笑う。
「ふっ。それは俺の言葉だ。小松悠。おまえを抱いてやる」
「そんなこと、望んでいない」
 悠は吹雪く粉雪を体に受けながら、まっすぐに涼を見た。
そして足を振り上げ、蹴ろうとしたが、その足を涼に取られてしまった。
「は、離せ!」
「誰が離すものか。小松悠、ここで啼かせてやる」
 体育館の裏口には滅多に人が来ない。
それを知ったうえでの発言だろう。
「啼かせるだと?」
「おまえを抱いて啼かせるんだ」
 涼は再び筒で悠を殴った。
「け、けほっ!けほ」
 むせる悠を見下ろして、涼は口角を上げた。


9話に続きます



「俺は性欲処理目的だけで愛情のあるセックスができないだと?偉そうに言いやがって」
 涼は自室にこもり、パソコンの前で歯ぎしりをしていた。
開いているのはゲイ専用のサイトで、様々な動画がUPされている。
これは一般のエロサイトとは微妙に異なるが、性欲を煽るものとしては同じだ。
 閑な人妻を犯すものや、高校生と思われる恋人同士のセックスの隠し撮り、
果ては女子高生を拉致監禁して輪姦するような犯罪ものは無いのだが、
どこか後ろ暗いのか更衣室の盗撮や、ノンケと呼ばれるゲイではない青年をバックで犯すものが主流だ。
 こんなものを見ていたらセックスに愛情は必要ないと誰でも思ってしまうだろう。
涼もその1人だ、セックスが性欲処理目的にならざるをえないかもしれない。

 しかし涼は自分よりも年下の悠につきつけられた言葉が胸に刺さり不快だ。
愛情のあるセックスができないなんて人ではないといわれたような気さえして、
このプライドの高い男の脳は憎しみに支配され、またしても悠を狙う算段を始めた。
 あの正義感に溢れた悠を組み敷いて、抵抗しても最後まで付き合わせる。
いつも自分をにらむ悠の目に精をかければ、随分と気が晴れることだろう。
「必ず啼かせてやる」
 自宅謹慎を言い渡された涼が復学するのは卒業式の当日だった。



「せんぱーい。写真、いいですかー?」
 女子生徒がスカートを翻しながらお目当ての先輩の元に駆けて行く。
彼女達はこの寒い中でもスカートの中は下着1枚らしい。
見る気もなかったパンチラに、悠は溜息をついた。
「まさに隙だらけ」
「あの子達はそれでいいと思っているんだよ」
 悠の親友が「それを色気と勘違いしている子もいるんじゃない?」と言葉を続ける。
「勘違いかー」
「悠、眠そうな声だねー」
 ここ3日間、ずっと卒業式の予行練習をさせられて悠は眠気が増していた。
午前中は普通に授業があるのだが、昼ご飯を食べた後の午後から練習開始では眠くなるのは当然だ。
 満腹で気分がいいところに、ただ椅子に座って先輩達を見送る練習など退屈で眠気を誘う。
「あーあー」
 約3時間の拘束の後は欠伸か伸びをするだけだ。
「もう終ったから帰れるんだろう?」
「そうだね、早く教室に戻ってカバンを持ってこよう」
 悠と彼の親友は連れ立って教室に戻った。
ふと振り返ると女子生徒が先輩にまだ写真をせがんで騒いでいた。

「平和だねー」
 悠はその光景に吹き出しながら教室に戻った。
 
 まるで何もなかったかのように時間が過ぎていく。
悠自身も忘れかけていたが親友が「ようやく明日が本番だね」と言った瞬間に寒気を感じた。
「あいつ、来るんだよな」
「えっ」
「…どの面さげて復学するつもりか見届けてやる」
「悠、もう関わらないほうがいいよ!」
 親友は悠の腕をつかんで離さない。
「お願いだよ、あんな奴に関わらないで。悠が酷い目にあったら困るんだ」
「うん、ありがとう」
 悠は微笑みながら親友の腕を離させた。
「おまえのいうとおりだ。もう関わらないでおくよ」
「よかった、安心した」
 ふう・と息を吐く親友を見て、悠はそれでも許せない気持ちはあった。
自宅謹慎なんて生ぬるい。
犯罪者として警察に突き出すべきだと、悠は考えていた。

「怖い顔をしてる」
 親友が悠の顔を覗き込んで不安げだ。
「あ、ごめんごめん。考え事をしていたんだ」
 悠は慌てて親友と手をつなぐと一緒に教室を出た。
「恥かしいよ、悠」
「たまにはいいだろう?」
 親友は手をつなぐのが妙に恥かしいようだ。
「女子に見られたら笑われる」
「あいつらはまだ外にいるから平気だよ」
 悠は手を離さずに下駄箱に向かった。



 翌朝は粉雪が舞っていた。
傘をさしていても風に載った粉雪は容赦なく制服について溶けていく。
 悠は親友の家を目指して1人で歩いていた。
親友を呼んで2人で登校するのは、最近決めたことだった。
悠は親友が涼に襲われてから、1人で歩くのは危険だと感じてわざわざ遠回りのだがこうして親友の家に寄るようにしたのだ。
 この登校コースは親友以外は誰も知らないはずだった。
しかし悠が角を曲がろうとしたそのとき、急に車が飛び出してきて急停車した。
「あぶねー!」
 雪の降る中での急停車なんてスリップ事故に発展しそうで、危険このうえない。
そんな無茶をする人間がいるなんてと、悠は思わず運転手を見た。
「…は」
 悠は背筋が寒くなった。
その危ないドライバーは涼だったのだ。
 驚く悠の全身を品定めでもするかのように、涼は眼鏡の奥を光らせていた。
「どうして、だ…」


8話に続きます


「それは和姦ですよ。お互い同意の上でセックスをしましたからね」
 涼は教師の問いかけに対して戸惑いも見せずに答えた。
「俺は同性が好きなわけではありません。ですが応じられたのでその希望を満たしただけです」

 悠のいないところで話は進んでいた。
しかも涼は嘘を並べて教師を納得させていた。

「石原。おまえみたいな器量よしなら仕方がないかもしれないが、ここは学校だ。場所をわきまえろ」
 教師はそれしか言わなかった。
品行方正で優秀な生徒にありえないことだと未だに信じているからだ。
「この件は校長に話されるんですか?」
「いや、教師の間だけで止めておこう。おまえは無事に卒業すればいいんだ」
「ありがとうございます」
 涼は心の中で勝ち誇っていた。
そしてこうして教師に弁解をしなければならなくなったことで、悠に対する執着心が沸き起こった。
必ず抱いて啼かせてやる、そう涼は決意した。



「おとがめなし?」
 教室にいた悠はその知らせに驚いた。
「石原先輩は教師に贔屓されているから…」
 うつむいている親友を見ながら、悠は怒りを覚えた。
「その情報はマジなのかよ」
 悠は親友と同じに犯されたクラスメートに詰め寄るが、彼もうつむくばかりだ。
「和姦だって」
「なにが和姦だよ!強姦じゃないか」

「えー。なんの話ぃ?」
「騒がしいのね、どうかしたの?」
 女子が近寄ってくるが、悠は「なんでもないから」と遠ざけた。

「おとがめなしなら、次の標的は多分おまえだぞ、悠」
「俺?」
「そうだね。石原先輩は復讐をしてくると思うよ…」
 クラスメートの言葉に、悠の親友は「ああ」と頭を抱え込んでしまう。
「おまえに嫌な思いをさせたくないんだ、頼むからもう関わらないでくれ」
「足をつっこんだんだから、逃げない。それより謝らせるんだ」
「悠!」
「俺は負けない。あいつ、意外にチキン野郎なんだから」
 悠は自分も襲われかけたことを親友には言わなかった。
心配をかけたくない、その一心だ。
「絶対に謝らせてやるからな!」
 この熱い友情に親友は涙を零した。


 放課後になり、悠が親友と一緒に下駄箱にいると「小松」と背後から声がした。
振り返ると、涼が立っていた。
「面倒なことをさせてくれたな。ちょっと付き合えよ」
「へー。今は強気なんですね」
 悠の皮肉に涼は眼鏡を直すふりをしながらにらみつける。
「俺は波風たたせず無事にここを卒業したいんだ。それをおまえは…」
「自分がなにを言っているのか、わかります?」
 悠は一歩近寄った。
そして涼を見上げながら「あんたは、さいてーだ」と捨て台詞を吐いた。
「謝れよ、俺の親友に」
「謝る必要は無い。和姦だったからな。そうだろう、きみ」
 しかし親友は首を振る。
「なにが和姦だって?頭がおかしいんですか?」
 悠はまったく負ける気がしない。

「勉強はできても人の痛みがわからないようじゃ、いつまでたっても性欲処理にかまけて強姦しかできない。愛情のあるセックスができないんだ」
「セックスに愛情なんてない」
「それはあんたの理屈だ。校内でセックスをしたのは認めたらしいね、なら謝れるだろう?」
 悠はなにひとつ譲らなかった。
この口論を聞いてしまった生徒たちは足早に出て行く。
それだけでも涼には憎らしい事態だ。

「付き合え」
 そういいながら悠の手を取ろうとするが、なんと彼の親友が悠をかばった。

「悠に同じ思いはさせない!」
「え…」
 悠が驚いて親友を見ると指先がかすかに震えていた。
根性で立ち向かっているのだろう、この姿が悠には誇らしかった。
 丁度そこに教師が3人も駆けつけてきた。
口論を聞いた生徒が教師を呼んだのだろう、「石原!おまえは自宅謹慎だ」と教師の1人が叫んだ。
「後輩を抱いたのは和姦だって?教師を舐めるな。被害者から話を聞いたぞ!」
 その声に涼はぴくりと頬を震わせた。
「…すまなかった」
 悠の耳にはかすかな謝罪が聞こえた。


「悠、ありがとうな」
 親友が頬を紅潮させながら言う。
家までの帰り道がこんなに清清しい気持ちで歩けるとは、悠は嬉しかった。
「うちに寄っていかないか?」
「え、いいのか?」
「そうだ、泊まってくれよ。たまには一緒に風呂でも入ろう」
 親友の誘いに悠は乗った。
そして親友の家に入ると、なんと本当に悠をバスルームに誘い、男2人で風呂に入った。
「…まだ跡が残っているんだな」
 親友の体にはあざのようなものが数箇所ある。
「悠が触れてくれたら消える気がする」
「俺は魔術師じゃないよ」
「いいから、触ってくれよ」
 親友の誘いに、悠は言われるままに触れようとした。
しかしその手を握られた。

「本当にありがとうな、悠」
 親友はぽろぽろと涙を零す。
「救われた気がするよ」
「俺は…何もしていないよ」
「そんなことはないよ、ありがとう」
 親友からのお礼に悠は素直にうなづいた。
ようやく平穏な日々に戻れる、そう思ったがふとなにかがひっかかる。
「…そうか」

 涼はまだ卒業をしていないのだ。

7話に続きます




  悠は同性相手に勃起するものがいると初めて知り、恐怖におののいた。
この学校には男子と同じ人数の女子がいる、しかも彼女達は男子の羨望を知り、わざと隙を見せるような挙動をする。
 その女子達を相手にせず、同性を襲う輩がいたのだ。
しかもまだ触れていないのに興奮している。
悠は抗いたくても手首を縛られているし、開脚させられた股には涼が体を入れている。
逃げる術を失ったと観念するのは当然かもしれない。
しかし悠は両足で涼の体を挟み込むと、片方の膝で涼を蹴った。

「元気だな。その調子がいつまで続くか試してみよう」
 蹴られた涼は平然としている、やはり力が足りなかったと悠は感じた。
不自由な足では抵抗ができない、悠は思わず天井を仰いだ。
「観念したか」
 涼は悠の上着を開き、シャツをまくりあげた。
そしてやや華奢な体に触れると、胸元をゆっくりと撫で回し、陥没していた乳首を指で押した。
すると乳首は隆起する、それを涼は口に含んで吸った。
「!」
 悠が苦しげに体を揺らす。
男に・しかも親友を玩具にした相手に犯されるのは屈辱的だ。
「滑らかな肌だな。まだ大人になりきれていない体はそそる」
 そして涼の手が下半身に伸び、ベルトを外すとボトムを下ろし、下着の中に指を入れた。
「ぐ」
 悠は苦しげな声とともに体を反らす。

「なんだ。まだ勃起していないのか…こんな奴は初めてだ」
 涼は驚いたようで、指で眼鏡を上げた。
「大抵の奴は愛撫だけで勃起するのに」

「ぺっ!」
 悠は舌の力で押し込まれていたハンカチを吐き出すと「離せ!」と大声を上げた。
途端に涼が周りを見渡す。
先程自分から「教師は出払っている」と言ったくせに、悠の声が思いのほか響くので、慌てて悠から離れた。
「なんだ。でかい態度を取るわりに心臓が小さいんだな」
 そして悠は机を蹴り、大きな音を立てた。
「俺の親友に謝れよ」
「親友?」
「おまえは犯した相手くらい覚えているんだろう!」
 悠は感情的になり、また大声を上げる。

「それともいちいち覚えていないのか?手当たり次第かよ」
 悠は自由な足で涼を再び蹴った。
涼はここまで抵抗した相手は初めてなので、一瞬対処に困った。

 しかしこれは据え膳でもあるのだ。
そう考え直すと再び悠を机に押し付け、強引に下着を脱がせてしまう。
「野郎!離せ、近寄るな!」
 悠が騒いでも涼は取り付かれたように悠の茎を握り、ぐいぐいと擦り始めた。
「触んな!」
 涼は手馴れているはずの手こきだが、悠の茎がなかなか起たない。
まるで自分を拒んでいるようだと思い、涼は苛立たしくなる。
しかも悠のそれは自分の茎よりも太いので、男として激しい憎しみすら覚えた。
「触るなって、言っているだろう!」
 強烈な蹴りが涼の体にヒットした。
しかし涼が悠の茎を握ったままだったので、悠は「ぐぐう!」と痛みを感じた。
まるで引きちぎられるような痛みだ。
そのせいか悠の茎は屹立し、涼を微笑ませてしまう。

「ようやくだな」
 そして手こきを再開するが、悠は精を出さない。
「それならこっちが先にいい思いをさせてもらうぞ」
 涼がジッパーを下ろして勃起した茎を取り出した。

「舐めろ」
「はあ?」
 悠が眉間に皺をよせるが、涼は構わずに茎を悠の顔に近づけた。
「早く舐めろよ」
 男特有の匂いが鼻をつく。
悠は逃れようと顔をそむけたが、そのときに先端が当たってしまった。
「ウッ」
 なんと涼が先走り、悠の頬を汚した。
「さいてーだ」
 悠はそれを手で拭うと、ぶらぶらとしている涼の茎を払い除けた。
その衝撃で涼は机に精を出してしまう。

「とんだチキン野郎だ。みっともない」
 悠はあざけると、肩を落とした涼を足で押しのけた。
「…どうして俺のものにならないんだ」
「なりたくもない!」
「魅力を感じないのか?!俺はこの学校で知らないものはいない有名人だぞ」
「知るか!」
 悠は怒鳴ると机から飛び下りた。


「誰かいるのか!」
 バタバタと足音が近づいてくる。
涼は慌てて悠の手首を開放すると職員室から逃げ出した。

「思いのほか、チキンだな。それなら話が早い」
 悠が机から降りると教師が1人駆け込んできた。
「おまえ、ここでなにをしているんだ?授業はどうした!」
 名前も知らない教師だが、悠は乱れた着衣のままで携帯を取り出した。
「なんだ?」
「聞いてくださいよ」

『元気だな。その調子がいつまで続くか試してみよう』
『なんだ。まだ勃起していないのか』

「これは?石原の声に似ているな。そういえばさっき走っていくのを見たぞ」
「俺、襲われたんです。石原先輩に・ね」
 そして悠は自分の乱れた着衣を指し、体も見せた。
唾液で濡れた乳首が妖しく光っている。
「こんなことがあるのか…」
 教師は言葉を失ったが、そこに1人の生徒が入ってきた。
朝方、涼に襲われた子だ。
「僕もやられました。石原先輩に処分をお願いします」


6話につづきます
 教室の窓辺にはスカートを翻しながら小鳥のように騒がしい女子が集まっていた。
ブレザーの制服を着ているが、その上からもわかるほど彼女達は大人の体になっている。
 そして隙だらけの言動だ。
スカートの丈は短いし、襟元は開いている。
なにがそんなに楽しいのか笑顔で話す声は男子のそれとは違い、甘さがあった。
彼女達を羨望の眼差しで見る男子は多い。

「どうして女子じゃないんだろう。変な性癖だ」
 ぼやく悠の側には怯えを隠せない彼の親友がいた。
「俺だったらよりどりみどりだと思うけどねー」
 悠がなにげなく視線を窓辺に向けると、気付いた女子が手を振る。
少しはにかみながらのその仕草は好感度が高い。

「悠、どうしよう?あんなことをして大丈夫なのかな」
 親友は視線も落ち着かず、肩を震わせる。
「無事に卒業なんてさせるもんか。罪を償わせてやる」
 彼の体の写真を撮ったのは悠だ。
体を見せるのを嫌がる親友を説得して、その跡が残っているうちに教師に届けたのだ。
「警察沙汰でも俺は負けない」
 頼りがいのある悠の言葉に親友はようやく安堵したようだ。
席に戻ると隣の席の女子と談笑を始めた。

 悠が力になると言っただけでも彼は心の重荷がなくなったようだ。
それを見ながら悠は、涼に必ず謝罪をさせてやると決意を固めた。
 まずは届けた写真の効果を知りたかった。
先程流れた涼を呼び出す校内放送は、写真のせいだろう。
「さて、どうでるかな」
 悠は頬杖をつきながら、そのときを待った。

 しかし悠の希望どおりにことは進んでいなかった。
事実確認で呼び出されると予想していたのに、その知らせは無い。
まさかと思い、2時間目の授業が始まる前に職員室に行くと写真はどこにもなかった。
「どうしてだ?」
 悠が目を丸くしていると背後でシュレッダーの音がした。
「は!」
 振り返るとそこには写真をシュレッダーにかける涼の姿があった。
「…この野郎!」
「とんでもないことをしてくれるなあ、小松悠。俺の遊びを邪魔して楽しいのか」
「遊びだって?」
 悠は怒りのあまりに拳を握り締めて涼に向かっていった。
しかし身長差がある、たやすく腕を絡めとられた悠は怒りが治まらずに涼を蹴り飛ばした。
「ぐっ!」
 悠の足は涼の腰にヒットした。
思わず床に片膝をつく涼に、悠はそれでも飽き足らずに頬を打ったので涼の眼鏡が落ちた。

「おまえのせいで苦しんでいる子がいるんだ。謝罪しろ」
「なにが謝罪だ」
 涼は眼鏡を拾い、すぐに立ち上がると悠に歩み寄り、いきなり頬を打ち返した。
そして体をどんと突き飛ばすと、勢いで悠は散らかった机の上に尻を乗せてしまう。
「2時間目の間は誰も職員室には来ない。教師全員が出払っているからな」
 勝ち誇ったような涼の声に、悠は寒気を感じた。
「早めに潰しておく必要がある。小松悠、楽しませてもらうぞ」
 なんと職員室で悠を犯そうとしているのだ。
眼鏡の奥の目が光を帯びていて、まるで悠を品定めしているようだ。
「こんなところで強姦したらヤバイのはあんただ」
「見つかるものか。声も出させないですれば、な」
 悠は両手首を涼に取られ、しかも口の中にハンカチを押し込まれた。
これでは声が出せないし、自由がない。
唯一動かせる足もバタバタと動かすのがせいぜいで、無力だ。
「そのにらみつける目に、喜びを感じるね」
 涼は得意げに微笑むと悠の両手首を縛りつけて完全に自由を奪った。
「さてと」
 余裕を見せる涼は悠の足を押し開き、その中に入った。
「!!」
 悠は顔色が変わった。
ボトムが触れあい、それで涼が勃起しているとわかったからだ。


5話に続きます

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