FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「皆藤ー。帰宅したら巨乳の女子高生がお出迎えなんてシチュエーション、よくない?」
「何の話だよ」
「これこれ」
 引越しの手伝いに来たはずの友人は理仁のパソコンで遊んでいた。
「巨乳の女子高生が『おかえりなさい』って言ってブラウスのボタンを外すんだぜ?ほら、揉まれまくり」
「はー…」
 ダンボール箱に服を詰めていた理仁が友人の興奮さに呆れながらパソコンをのぞいて見ると、
そこには「くぅん」と甘い声で啼きながら胸を揉まれて笑顔を見せる女子高生の姿があった。
「お金をもらっているんだろうなあ」
 理仁は冷静に判断をした。
「だろうね。だけど燃えない?」
「俺は興味がない」
「相変わらず草食系だなー」
 友人は「全裸の女が側にいても、手を出さない感じがする」と理仁を分析した。
「全裸なんて燃えないな」
「本当に変わっているよ、おまえは」
 年中発情している友人とは違うと言いかけたが、理仁は口をつぐんで引越し作業を再開した。
「なあ、皆藤。引越し先でもバイトをするんだろう?」
「うん。学費を稼がないといけないからね。でもコンビニの夜勤だけは、もう勘弁だなあ」
「あー、わかるわかる」
 友人は適当な同意をして、またパソコンの動画を見始めた。
「お。キャバ嬢を騙して部屋に連れ込んだのがあるぞ。結構可愛い顔だなー」
「…おまえ、帰っていいよ」

 理仁が黙々と作業を進めて段ボール箱を10個も作り上げたとき、携帯が鳴った。
「はい」
『理仁、もう作業は済んだか?』
 崇の声だ。
理仁は年のわりに渋い声を出すこの崇に心を奪われているので、電話越しなのに赤面した。
「あ、はい。丁度終りました。箱が10個もあります」
『そのくらいならバンでも運べるな。社用車だが近くまで来たから載せてあげよう』
「ありがとうございます」
 携帯を切ると理仁はタオルで汗を拭った。
外は冷たい風の吹く冬だが、ハードな作業のおかげでいい汗をかいていた。
風邪をひかないように汗を拭き取り上着を着ると、玄関口までダンボール箱を運んだ。

 理仁は引越しをする際、親には「友人と住む」とだけ伝えてある。
親は理仁の意思を尊重してあれこれと詮索はしなかったが、心配なのだろう、
マメに連絡を入れるように・とだけ言ってきた。
 自由にさせてくれる親に感謝しながら、理仁は玄関のドアを開けて崇を待った。
吐く息が白く、風に流されていく。
ふと頬に触れるとコンビニの冷蔵庫の中のように冷えていた。
「さむっ」
 寒さは厳しいが心の中は温かく、そして期待に胸を躍らせている。
新しい生活が始まるからだ。
 理仁は崇の部屋の近くで適当なバイトを見つけて働こうと思う。
バイト探しも苦ではない、崇と住めるなら努力をいとわない。

 やがて白いバンが見えてきた。
理仁が手を振るべきか迷ううちに、バンは理仁の家の前で停車した。
「お疲れ、理仁」
 崇が車から降りてきて、理仁の冷えた頬に触れた。
「冷たいな、一体何時間ここに突っ立っていたんだ?」
「ものの数分です」
「そうか?体が凍りそうだぞ、中に入っていなさい。箱は私が積むから」
「え、俺もやりますよ」
 理仁は箱を持上げようとしたが崇に「任せなさい」と言われて、素直に車に乗った。
車内から崇を見ていると、スムーズに積んでいる。
「重い物は持上げ慣れているんだ。仕事上でね」
「はあ…」
 理仁は崇のスーツが汚れないかと心配だった。
崇はいつもTPOを考えてか仕立てのいいスーツを着こなしているので、
理仁は憧れとともに手を煩わせているのが申し訳ない気持ちになった。

「じゃあ、行くぞ」
 理仁がぼんやりしているうちに積み込みが終わり、崇が運転席に戻ってきた。
「ん?なんて顔をしているんだ」
「俺ですか?」
 崇は理仁が寂しそうな顔をしていると指摘した。
「親御さんと離れて暮らすのは不安か?」
 首を傾げる崇に、理仁は「俺で、いいんですか?」と尋ねた。
「理仁しかいない」
 崇はそう答えながら、ふと真面目な顔つきになった。
「私も聞きたいな。どうして私に興味を持ってくれて、しかも同居することに同意したのか」
「あー。それは…」
「今でも、何に大しても興味がなさそうな感じなのに」
「あなたが守ってくれると言ってくれたからです。俺はあなたに惹かれているし」
 すると崇が吹き出した。
「笑うところではありませんよ!」
「いや、すまない。あまりにも素直なことを言うのでつい、嬉しくなってしまった」
 崇は車を発進させた。
ハンドルを握りながら「学費はどうするんだ?働くのか」と聞くので、理仁はそのつもりだと答えた。
「出してもいいぞ」
「いえ、これは俺の決めたことだから」
「そうか。男気もあるんだな。会うたびに理仁のことを知れて嬉しい」
 崇は口角を上げながら「だがコンビニの夜勤はだめだぞ」と念を押した。
「どんな輩が来るか知れたものではないからな」
「あ、はい」
 
 理仁が子供の時分から育った街をどんどん通り過ぎ、やがて見知らぬ街に車は走っていく。
「近くにカフェがあるから、そこで働くもよし。スーパーでも構わない。だが18時にはあがれ」
「…俺が出迎えるためですか?」
 理仁はついお出迎えの女子高生を思い出してしまった。
出迎えてそのままセックスに持ち込まれるのは…。
「悪くないですね」
「はは。なんだか私が翻弄されそうだな」
 崇は赤信号で車を停め、助手席の理仁の顎をつかむとそっと唇を重ねた。


終わり

読んでくださってありがとうございました










スポンサーサイト
デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
[PR]

「体が火照るんです、俺をどうにでもしてください」
 つい先程まで理仁の脳裏に浮かんでいた知らない男たちに輪姦されかけた記憶は薄らいでいた。
目の前にいる崇にすべてを預けたいと、本心からそう思ったからだ。
溺れるような愛情が欲しい、それこそセックスから始まる愛ではないだろうか。
 崇は頬を染めてまで懇願する理仁に興奮を抑えきれない。
大人とはいえ、この純粋な愛情表現をする理仁に飲み込まれそうな感覚がした。

 接続したままの動画サイトから喘ぎ声が聞こえてくる。
しかしこの雑音も耳から抜けていくようで、2人のセックスを邪魔しなかった。

「理仁」
 崇はその名を呼ぶと理仁の茎を今一度扱き始めた。
「あ、あ、もう!出ちゃいます」
「出せばいい。全部受け止めてやる」
 崇はぐいぐいと扱いたあと、最後に先端を親指で押した。
「イク顔を見せなさい」
「わあああっ」
 絶叫とともに理仁の茎が爆ぜた。
「はあ、はあ、は…」
 大きく体を揺らしながら、けだるそうに理仁が額の汗をぬぐう。
「艶めいてきたな」
「俺が、ですか?」
「ああ。美しい姿だ。この体を抱けることに幸せを感じる」
 崇の言葉に理仁は思わず手を伸ばした。
「抱き締めてほしいです」
「ふふ、可愛い子だ。しかし私も我慢がきかない性質でね」
 崇はジッパーを下ろして既に勃起した茎を理仁に見せ付けた。
その太さに理仁は生唾を飲み込む。
「は、入るんでしょうか」
「入るさ。私はきみと繋がりたいからね」
 
 崇が茎の先端を理仁の秘部に当てたとき、机上の電話が鳴り響いた。
「タイミングが悪いな」
「取らなくていいんですか?」
 理仁は崇がこのセンターの所長であることを知っている。
おそらく部下からの内線だろう。
「取らないとこの部屋に来ませんか?」
「そうだな」
 崇は受話器を持上げると「矢吹だ」と電話に出た。
しかし器用にも茎を理仁の秘部に押し当てたままだ、理仁はこの感覚を覚えているので喘いでしまいそうだが必死にこらえた。
 だが崇は「それは明日の午前中にやれば間に合う」などと指示を出しながら茎を進ませてきた。
理仁の顔を見ながら腰を動かして、ぐいぐいと茎を中に挿入してくる。
「…あっ。いい…」
 思わず出た言葉に理仁は顔を赤くして両手で口を抑えた。
電話の相手に聞こえなかっただろうか、それが心配で腰も動かせない。
「納品は午前中に終らせろ。午後からはトラックに積み込みだからな。わかったらもうあがればいい。
定時の18時だぞ、残業は認められない」
 崇は平然と話し終えると机上に受話器を置き「理仁、具合はどうだ?」と聞いた。
「昨日より、いい感じです」
 理仁が正直に答えると「まんざらでもないな」と崇が微笑んだ。
そして根元まで挿入してしまうと2人の肌はぴたりとくっつきあった。
「人払いをしたから叫んでも構わないぞ」
 崇は理仁の中を擦り始めた。
「う、うんっ!あ、あ、もう…崇さんっ!」
 理仁は思わず大声を出してしまう。
「いいよ、理仁。もっと声を聞かせなさい」
「ああんっ、あ・あ・崇さんっ、あ、そこ!そこが…そこをもっと突いて」
「上手になってきたな。ますます惚れそうだ」
 崇は言われた辺りを擦り続けたので、理仁はもはや理性が飛びそうだった。
「あ・あ・あ…。ううん、うっ、ああん」
「いい声で啼くな…理仁、もっと乱れて見せなさい」
「ああん、熱い、熱い!」
「もっとだ…」
 崇は理仁の玉を揉みながらよがる理仁を眺めた。
「やだ、そんなところを持たないでっ!痛い!」
「痛いか?じゃあ、これはどうだ」
 崇は理仁の中でさらに強く茎を打ち付けた。
「ああああ!」
 理仁は体を反らし、この反動で崇にしがみついた。
「動いてる、俺の中で崇さんが…」
「ああ、もっと動くぞ」
 崇は腰を強く打ち、中をかき回した。
「う、うううん!あ、ああ…崇さんっ」
「噛んでもいいよ、理仁」
「うっ」
 理仁は崇の肩を軽く噛んだ。
そしてそのまま体を寄せて崇のいいように腰を振った。
「いい動きだ。場慣れしてきたか」
 崇は数回強く打ち付けてから「ぐっ、うううん!」と理仁の中で爆ぜた。

「あ…なんか変な感じ」
 崇が理仁の秘部から茎を抜くと、理仁がぼんやりとそうつぶやいた。
「まだ入れていてもよかったのか?」
「そうかも…しれません。なんだか寂しい」
 その甘えた声に崇は微笑んだ。
「私を愛してくれているようだな」
「愛…ですか。あ、そんな感じがします。あなたには惹かれているから」
 理仁は荒い呼吸をしながらぼんやりとそう言って、顔を赤らめた。
「好き、なんです」
「その気持ちは伝わったよ。ありがとう、理仁」
 崇は理仁を抱き上げると唇を重ねた。

「私と住む気になったか?」
「あの、でも俺は大学に行かなくてはいけないので…」
「私の部屋から通わせてやるよ」
「あ、はい。では…お世話になります」
 理仁が素直に頭を下げるので、崇は思わず吹き出した。
「え、どうして笑うんですか」
「素直な子だなと思って。私は予想以上の相手に巡り合えたらしい」
 崇はポケットから煙草を取り出したが、すぐにしまった。
「吸わないんですか」
「きみの前では吸わないよ。喫煙者の前でしか私は吸わないことにしているんだ。煙草は害だから」
「…ありがとうございます」
 こんな些細なことでさえ気遣ってくれる崇に、理仁は「俺こそいい相手に巡り合えました」と笑顔で伝えた。


12話に続きます


「世の中には1人の女性に何人も男が群がって、口に茎を入れるもの、茎を握らせるもの、そして挿入するもの…つまり輪姦する輩がいるのは知っていたが」
 崇は自分の腕にすがる理仁を改めて見つめた。
「酷い目にあったんだな…私が会いたいと要求したばかりに理仁に無理をさせたせいだ」
「そんなことはないです、俺も会いたかったんです」
 理仁の震える声は画像から流れる音声にかき消されそうだった。
男たちは理仁を犯そうと焦り、互いに何かを言い合いながら理仁を襲っていたのだ。
そのときの理仁は男たちが何を言っていたのか覚えていない。
しかし動画には「ひっぱたいて声をださせろ」や「やっと起った」などと卑猥な言葉が流れている。

「嫌だ」
 理仁は崇の腕から滑り落ちるように床にしゃがみこんだ。
ベルトをしていない理仁は、その際にお尻のあたりまでボトムを下ろしてしまっていた。
 ロールアップした足元は冷え、袖口からようやくのぞく指は震えてしまい、
理仁は両手で自分の胸元を押さえた。
「警察に言わないと」
「止めて下さい、俺は…犯されかけたことなんてとても言えません」
「理仁、気持ちはわかるが告発しないと犯罪を助長するんだぞ。それに私はこの男たちが許せない」
 崇の男らしい声に理仁は救われた気がした。
あの男たちが許せないと言ってくれたことが、なによりも理仁を落ち着かせてくれた。

「あなたが。あなたが守ってくれるんでしょう?これからは、そうなんですよね?」
 理仁はいつの間にか涙をこぼしていた。
しゃくりあげながら崇に懇願する姿が痛々しい。

「ああ、必ず私が守る」
 崇は片膝をついて理仁を抱き締めた。
「こんな辛い思いは2度とさせない。だから私と一緒に住もう」
「…本当ですか?それでは愛人にはなれませんよ」
「恋人では不足か?もちろん小遣いも渡すが、常に側にいて欲しいんだ」
 
 理仁の返事を待たずに崇は理仁を床にゆっくりと寝かせた。
そして上着を脱いでネクタイも外した。
「崇さん?」
「理仁。私がどれほどきみを愛しているか教えたいんだ」
「たか…」
 理仁は何をされるのか見当はついた。
しかし先の動画を見たあとなので、体は硬直した。
崇には惹かれているので崇の思うようにセックスをしたい気持ちがあるのだが、
体は固まってしまった。
まだ恐怖感から逃れていないのだ。
 崇はそれに気付くと「理仁」と名を呼んでキスをした。
互いの唇を吸い合い、舌先で歯列をなぞり「ん」と理仁が喘いだとき唾液がこぼれた。
しかし崇はそれでもキスを止めずに何度も理仁を吸う。
苦しくなった理仁が「ううん」と頬を動かすが、それでも崇は角度を変えて理仁を欲した。
「はあ、凄いキス…」
「大人のキスを知らなかったのか?予想外だが初心でいい。ますます愛しくなった」
 
 崇はそのまま理仁の耳を舐めて甘噛みをした。
「あっ!今、なにを?」
 しかし崇は答えずに首筋を舐めてここにも軽く噛んでみせる。
「うっ、ううん!な、なにをするんですか」
「愛しくてたまらないんだ」
 崇は理仁のシャツを脱がせて、ゆっくりと胸を撫でた。
「怖いか?」
「あなただから怖くないです」
「無理をするな。震えているじゃないか」
「…崇さん」
 崇は理仁の乳首を軽く突いて刺激を与えた。
「つうっ!」
 理仁が体を反らしたとき、片方の乳首を口に含んで吸った。
そしてもう片方は指でくりくりと回す。
「あっ、ああん!た、崇さんっ、熱い」
「どこが?」
「あ、あの。ここが…」
 理仁は恥かしそうに股間に手を伸ばした。
「触ってほしいか?」
「は、はい。でも…ここをもっと吸ってほしいんです。なんだか気持ちがよくて…」
「乳首に感じるなんて、なかなかいい子だ。普段は誰も舐めない場所だからな」
 崇は舌先で乳首を舐めたり、ちゅっと音を立てて吸った。
「可愛いな。まだ薄茶色の乳首だ」
「あ、あのっ。崇さん、もう俺…」
 理仁は待ちきれずに自分で茎を扱き始めた。
「あ、あ…いい。凄くいい」
「理仁?1人ではいかせないぞ」
 崇は理仁から茎を奪い、力強くこすり始めた。
「ああん!い、いい。もっといいっ!あ、もっとしてくださいっ、もっと!」
 理仁は自分でボトムを下ろして柔らかい内側の腿を崇に見せた。
「撫でてください、あなたの手がいい」
「理仁、いい子だ」
 崇は言われたとおりに理仁の柔らかな内側の腿を撫でて、際まで指を伸ばした。
「アッ!そ、そこは」
「柔らかいな。しかしもう濡れていたのか」
 崇が驚いたのは無理もない。
理仁は興奮して先走っていたのだ。

「何にも興味が無さそうな子だったのに、セックスが好きか?」
「あなたが好きなんです」
 理仁は指を噛みながら崇を見つめていた。
「もう、たまらないんです」
 焦らされた理仁は目が潤んでいた。
「俺をイかせてください」


11話に続きます

『皆藤ー。凄い動画がUPされているぞ。女子高生が彼氏とセックスしているのを盗撮したやつ』
 友人からのメールに返信する気がない。
理仁は元々、卑猥な動画はもちろん、エロ本にも興味がなかったのだ。
 しばらく携帯を放置していると今度は電話が鳴った。
『見た?』
「見ていないよ」
『おまえは本当に淡白な奴だなー。盗撮されているとも知らずに女子高生が喘いでいるんだぜ?』
 友人は『胸が揺れるほど激しくやっているし、その女子高生がエロ顔でたまらない』と続けた。
「エロ顔…」
 理仁は嫌なことを思い出して言葉に詰まった。
「なあ、俺もエロ顔なのかな?」
『は?童顔なだけじゃね?なんでそんなことを聞くんだ?』
「別に」
『あ、ほら!早く動画を見ろよ。いくら草食系のおまえでも燃えるかもしれないぞ』
 強く勧められて仕方が無く崇のノートパソコンを起動させた。
崇のパソコンを承諾なしに勝手に使うのは気がひけたのだが、
見ないと友人の気がすまないようなので理仁は心の中でごめんなさいと謝った。
 そしてインターネットのサイトを見ると、友人が薦めた動画は視聴率が1位の代物だった。

 友人が言うように明らかに盗撮されていた。
階段の踊り場で女子高生のスカートの中に顔を突っ込んでいる男子の姿があった。
子猫が鳴くようなか細い声で女子高生が喘いでおり、
驚くことに彼女は自らブラウスをまくりあげて紫色のブラジャー姿になった。
そして自分で胸を揉み始めて、さらに喘ぐ。
ブラジャーから頭を出した赤みを帯びた乳首が鮮明だ。
 理仁が黙ってみていると、画面には彼女の白い腿が映し出された。
どうやらどちらかの仲間が撮影しているのだろうと理仁は感づいた。

「変な動画」
『そう言うなよー。なかなかのものじゃね?2位も凄いぞ』
 理仁はマウスを動かして次の動画を見ようとして小さなバナーを見つけた。
<同性愛サイト>と書かれたそのバナーに、何故か指が震えた。
「こんなものまであるんだ…」
『はあ?何か言った?』
 理仁は携帯を切ってまさか・と思いながらバナーをクリックすると、
現われた画面には半裸の男子高生が全裸の中年の男にフェラをさせられているものや、
あろうことかトイレの盗撮まであった。

 まさかの思いが理仁の脳裏をよぎる。

 視聴率1位の動画をクリックすると電車の車内が映し出された。

「あっ!」
 理仁は口を両手で抑えて思わず立ち上がった。
ゆっくりと画面が流れる動画を見ていられない、理仁はすばやく画面を切って肩で大きく息をした。
今見た画面を信じきれない理仁はむせてしまい、過呼吸になりかけた。
目に涙がにじむほど、呼吸が苦しい。
こんなことは初めてで、理仁は力なく床に両膝をつき、そのまま横に倒れてしまった。



「どうしたんだ?」
 ドアを開ける音とともに崇の声が理仁に届く。
「穏やかでは無いな。大丈夫か、しっかりしろ」
 崇は理仁の側に駆け寄り、抱き起こした。
「ゆっくり息を吸え。そして、また吐くんだ」
 崇は理仁の背中を撫でながら呼吸を正常に戻してくれ、そして立ち上がらせてくれた。

「さて、なにがあったんだ?」
 崇の問いかけに理仁は答えられない。
「ボトムが腰まで落ちているぞ。やはりウエストも細すぎるな」
 そうつぶやく崇に、理仁は思わず抱きついた。
「どうした?」
「…なんでもありません」
「なんでもないのに抱きつくような子ではないだろう」
 崇はまるで以前から理仁と付き合ってきたかのようなことを言う。
しかしそれは的を得ていた。
「…私のパソコンが起動しているな」
「すみません、勝手に使いました」
「使うのはいい。だがしかし、そこで何を見たんだ?」
 崇は理仁の髪を撫でてやりながら、理仁の言葉を待った。

「自分です」
 ようやく答えた理仁の声は震えていた。

 崇は理仁を抱いたまま机上のパソコンの閲覧履歴を見た。
そして問題のサイトにアクセスをした。
「…これは」
「見ないでください、お願いです!俺の無様な姿はあなたに見られたくないんです!」
 理仁は崇の腕にすがりついて首を振り続けた。


10話に続きます

 



 理仁は電車内で見知らぬ男たちに犯されかけたショックが尾を引いていた。
10代の女の子がその年には似合わない巨乳をむき出しにされるばかりか、
それをわしづかみされて半泣き状態の動画なら見たことがある。
いわゆる強姦だ。
 そのときも性的興奮はまったくなかったのだが、自分が同じ体験をするとは夢にも思わなかった。
公衆の面前で脱がされた事実を思い出すと、自分に隙があった・それしか言いようがない。
 しかし悔しい、隙を認めるのは辛くてたまらない。
どうして自分なんだと思ったとき、あの動画の女の子と自分が重なり吐き気がした。
 性欲を満たしたいだけの連中の餌食にされかけた自分と、食われた女の子。
理仁は立っていられないほどのめまいに襲われた。
 壁に手をついて、呼吸を整えようとしても心臓が激しく鼓動していた。

「理仁、どうかな」
 2度目の崇の声に、理仁はシャワーに打たれながら顔を上げた。
「私はきみを側において守りたいんだ」
 理仁の脳内はその暖かい言葉を受け入れる余裕がなかった。
どうしてもあの場面が頭から離れないのだ。
女の子のように乳首を吸われたときの嫌な感じ、屈辱感がいくらシャワーを浴びても消えなかった。
触られた腿も汚されたかのようで、肌が赤くなるまでボディソープでごしごしと洗った。
 理仁はドアの向こうに崇がいるとはわかっていたが、返事のしようがなかったのだ。

 しばらくして理仁はシャワーを止めると備え付けのタオルを頭からかぶり、裸のままドアを開けた。
「…崇さん」
 なんと、崇はずっと待ってくれていたのだ。
しかも朦朧としている理仁を見て、崇は何も言わずにタオルで髪を拭き始めた。
「泣いたままだと瞼が腫れてしまうから、冷やさないといけないな」
「崇さん」
「それに下着くらいつけないと。見世物になってしまうぞ、理仁」
 崇は理仁が頭からかぶっていたタオルを外して全身にまきつけると中腰になり、理仁を抱き上げた。
「おとなしくしているんだぞ?」
「は、はい」
 理仁はこのセンターの従業員に顔を見られないよう、崇の胸に顔を埋めた。
自分のような子供が所長に抱っこされている図は、崇に迷惑をかけると理解しているからだ。
 不意に理仁の髪から雫が落ちて、崇のスーツを濡らしてしまう。
しかし崇はまったく構わなかった。
「軽いな。ちゃんとご飯を食べているのか?」
「は」
「肉を食べないと大きくなれないぞ」
 崇の言い方は子供扱いだが、理仁はそれに安心した。
その言葉に親しみを感じたのだ。
 こうして崇の体温を感じながら、理仁は恐怖感から脱することができた。
自分には守ってくれる人がいると気付くと、電車内での恐ろしい出来事は記憶の中で薄らいでいく。
「ありがとうございます」
 理仁はお礼の言葉を口にし、崇は気持ちを察したようで「どういたしまして」とさらりと答えた。

 所長室に戻ると崇は理仁に服を貸した。
「早く着なさい。風邪をひいてしまうぞ」
 服を着ろ、ということは今日はセックスをしないのかと理仁は首を傾げた。
「どうかしたのか?」
「あの。今日は…何もしないんですか?」
「してほしいか?」
「いや、その…」
 理仁は慌てて服を着たがサイズが合わずに袖口からは指しか見えない。
ボトムも股下が長く、ロールアップしないといけなかった。
これではダサすぎる。
 しかし自分の服を再び着る気にはなれない。
「今日は18時であがる予定だから、ここにいなさい」
「えっ?」
「私が家まで送るから」
 理仁が驚いて目を丸くしていると、崇が微笑んだ。
「できれば連れて帰りたいが、今日のところは止めておこう」
 崇は「会議がある」と言って部屋を出て行ってしまった。
残された理仁はすることもなく、崇の椅子に腰掛けてぼんやりとした。

 何をしにここへ来たんだろうと理仁は思う。
あんな危険な目に遭ったのに、こうして平然としていられるのは何故だろうか。
 机に頬杖をついていると崇の名刺が置いてあった。
理仁がもらった名刺と同じものだ。
それを眺めながら、崇が自分を労わってくれたから取り乱さずに済んだのかと気付く。
「俺を守るって言ったなあ…」
 そんな大それたことをさらりと言うなんて、崇は本当に自分を愛してくれていると理仁は感じた。
愛される立場を知ったが、同時に自分も崇に惹かれていると自覚をした。
そうでなければ講義をひとつ飛ばして、わざわざ電車に乗って15時にここへは来ない。
 理仁は急に胸の鼓動が高鳴った。
何に対してもろくに興味を持てなかった理仁が、崇のことを特別に思い始めていたのだ。

 
9話に続きます
「う、うん…?ん…」
 電車内で理仁が昼寝をしていると、やけに衣擦れの音がして目が覚めた。
理仁が座ったのは4人が座れる対面式の座席の窓際の奥だ。
 14時の電車内は空いている座席が多いのに、なぜか理仁の座っている座席は満席だった。
しかも正面にはデジカメを持った中年男、そして理仁の隣には…理仁の腿を撫でる男がいた。
「な…!」
 この状況を瞬時に理解した理仁は、驚きのあまりに声が出ない。
今まさに襲われていたのだ。
「こいつっ」
 腿を撫でる男の腕をはらおうとしたが、男の手は腿から離れない。
それどころか他の男に理仁は腕をとられてしまった。
「離せっ!」
 しかし男たちは笑みを浮かべながら、よってたかって理仁のシャツをまくりあげた。
そしてベルトに手をかけると、一気に膝までジーンズを下ろされてしまった。
 公衆の面前で半裸にされた理仁は足をばたつかせて抗うが、男たちには敵わない。
よく見ると総勢5人の男たちに理仁は囲まれていたのだ。
 
 この恐怖に理仁は声が出ない。
圧倒されるような雰囲気で、ただ体が震えた。
同性に襲われているこの事実が恥かしいとさえ思ったのだ。
 理仁が怯えているのをいいことに、男たちは下着の上から理仁の茎を撫で始めた。
すると悲しいことに刺激を受けた茎が大きくなってしまう。
下着の上から顔を出した茎を、デジカメが逃さずに撮る。
 そしてまくりあげられたシャツの裾を噛まされて、とうとう理仁は声をだせなくなった。
男たちはあらわになった理仁の胸を撫で回して乳首を執拗に突いた。
 理仁の頬に男たちの荒い息がかかる。
理仁がふと男たちの股間を見ると、皆が勃起している。
これでは犯されると言うよりも輪姦されてしまうだろう。
「んっ、んー!」
 理仁が抵抗を試みるがまともに声が出ないので、他の乗客は気付かないようだ。
もとより5人の男たちに囲まれている、怪しいと思っても近寄らないのが正解なのだろう。
 助けを呼べないと悟ると、理仁は足をぐいと上げてデジカメを蹴った。
見事にデジカメは床に転がったが、男たちの手は理仁から離れない。
1人の男が理仁の乳首を口に含んで吸い始めた。
「んー!」
 体を揺さ振って抗うが効果がない。
こんなことで感じてたまるかと、理仁は靴のかかとで床を思い切りガツンと蹴った。
 するとさすがに人目を気にしたのか、男たちが離れていく。
理仁は慌ててシャツを着てジーンズも履きなおした。
男たちが去ったあと、他の乗客が興味深そうに理仁を眺めているのに気がついたが、
理仁はその顔をちら見しただけで窓の景色を眺めた。

 電車内で痴漢に遭う女子高生の動画も見た事はある。
しかし自分がその対象になるとは思いもしなかった。
 見知らぬ他人に襲われたことが屈辱的だ、理仁は悔しさのあまりに唇を噛んだ。



「早かったな」
 センターの所長室で崇が理仁を出迎えた。
「昨日のメールでは会えないと思ったが、こうして来てくれて嬉しいよ」
「はあ…」
 理仁は穏やかな笑みを浮かべる崇の顔を見て、なぜか涙がにじんだ。
「理仁?どうしたんだ」
「いえ、目にゴミが入って…」
 理仁は誤魔化そうとしたが、崇はしわだらけのシャツを見て感づいた。
「何があった?」
 そう聞かれて答えられるほど理仁は強くなかった。
思い出すだけで膝の力が抜けてしまい、理仁は床に崩れるようにしゃがみこみ、手をついた。
「理仁」
 崇は床に膝をついて理仁の手首をつかんだ。
そこには赤い跡が残っていた。
強姦されかけたときの跡だ、それを見られて理仁は涙をこぼしてしまった。
「理仁、どうしてこんなことに。私が迎えに出ればよかった」
「隙があったんです」
「そんなはずはないだろう」
 崇は理仁を責めずに労わるように髪を撫でた。
「大事には至らなかったか?」
「はい、大丈夫です」
 崇と話しているだけで理仁は涙が止まらない。
「理仁、きみは俗に言うロリ顔なのだから警戒しなければいけなかった…」
「ロリ顔なんですか?俺って」
 初めて聞いた言葉だ、理仁は頬に流れる涙を袖で拭った。
「明日からは私が迎えに行こう。無理をさせて悪かった」
「いえ、俺が来たかっただけなんです」
「…そうか。嬉しいよ、理仁。しかし怖い目に遭わせて悪かった」
 あなたのせいではない・そう理仁は言いたかったが鼻声でうまく言葉がでなかった。

「すみません、シャワーを借りれますか」
「ああ、いいよ」
 このセンターにはシャワー室がある。
汗をかいた従業員が気軽に使えるよう、設置してあるのだ。
「だがシャワー室にたどり着くまでに、誰かに見られたくないだろう?」
「あ、はい」
 崇は自分のスーツの上着を理仁に羽織らせると、シャワー室まで同行した。
この寒い中で自分に上着を着せてくれた崇に、理仁は感激した。
「着替えは私のサイズでもよければ、カジュアルなものがあるから着なさい」
「ありがとうございます」
 理仁は頭を下げてシャワー室に入り、すぐに服を脱いだ。
そして温かいシャワーに打たれながら、我慢していた分泣き始めて嗚咽した。

「理仁…」
 ドアの向こうから崇の声がする。
「きみさえよければ、私の部屋に住まないか?」

8話に続きます









上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。