FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
真の指が那都の茂みをかきわけ、緊張している男根に到達したとき、那都は背筋を震わせた。

「へその下はだめ!」

初めて強い口調で拒まれた真はひるんだ。

「だめ・ですか?」
真は一瞬ためらうが、本心は<ここまで許しておいて、今更なんだ?>と疑問に思う。
しかし那都の男根は柔らかいままで勃起していない。
これは愛撫が足りないのか・それとも那都にその気がまったくないのか、真は混乱してしまう。

目の前では体を解されて上気した頬を見せている相手がいる。
「ん、も・離せって…」
喘ぐ声が艶かしく、扇情的でもある。

それに、指はまだ那都の男根をまさぐっていた。
真が指先でしごくたびに「ン…」と声を押し殺して体を小刻みに震わせている。

「先生、可愛いです…」
「なに言って…、も・おまえ…」

「…抱きたい・です」


セックスをしたい。
この状況で挿入したい欲望を抑えきれるような男はいないだろう。


「…入れたいです、先生!」
切なく声を振り絞るが、那都はとうとう真の腕をふり払う。
「俺は、こんなことをするために来ているんじゃないから、…だめ」

「先生!」
股間の熱が苛立ちを誘う。
やり場のない怒りを拳にこめ、机を叩いた。


「僕のペニスはどう処理したらいいんです?教えてください!」
「おまえのそれ…大きくない?!」

今頃になって那都はことの重大さに気付く。
真が本気で欲情していると知ったのだ。

腰がひけた那都は「俺じゃ無理」と言うのが精一杯だ。

「先生の中に入れなきゃ、おさまらないですよ」
真は那都の腕を取ると床に押し倒した。

「いてっ!」
椅子から落とされて腰を打った那都だが、その腰をおさえる余裕が無かった。
真が馬乗りになっていたのだ。

「入れさせてくれないなら…かけますから!」

真は自分の勃起した男根をつかみ、那都の乳首に亀頭を押し当てた。
そしてぐいぐいと擦り始める。

「あ、痛いっ…、真、やめろ。あ・く・ゥウ…」

まるで乳首を潰そうとするかのようだ。
真は腰を振りながら那都の起った乳首に亀頭を押し付けて擦り、煽る。
「先生。僕、マジなんですよ?先生が、欲しくて、んっ…入れたいんですッ」

「も、おまえ!…痛いって…ア、も・もう」
「先生、よくならない?…僕、息、くるし…」

乳首の転がる刺激が心地よいらしく、男根はますます高ぶり、膨張する。
真は「はっ…」と荒い息を吐き、那都の胸に精液を放出した。

「満足・できない…」
真の振り絞る声が哀しみを帯びていた。

「中に入れたい」
絶頂を得られなかった亀頭が侘しさを漂わせる。


一方、那都は精液で汚された胸を見て、落ちた感覚がした。
力のまったく入らない体が重く、
そしてなによりも泣き出しそうな真の顔を見ていられなく、腹をくくった。

わがままな真がその本領を発揮したのだが、那都は許せてしまう。

ここまで自分を欲しいといった人間は初めてだからだ。

那都は自分の魅力にも気付いていないのだが、それが真には幸いだった。
いまだかつで露骨に誘った輩は1人としていなかった。

この強引さにも那都の心は揺り動かされたのだ。

N大へ行かせようと試みている生徒でもある、
入学できれば自分の後輩だ。

憎からず思うのは当然かもしれなかった。

「入れてもいいよ、ただし、今はだめ。わかる?」

「先生?」
真はすがるような目をして那都の胸に触れた。

「じゃあ、結果を出します!なら、いいんですよね?」


喜んだ真は那都の体に密着し、キスをした。
しかし、相変わらず舌も入れない小鳥が嘴を触れ合うようなキスだ。

真はごり押しをするが、キスが下手である。
那都は『最初にキスを教えるべきだったかな』と首をかしげ、
しかし自分も同性とキスをするのも、セックスも初めてだと考え直した。


「はー。どうして俺とセックスがしたいの」

この愚問に真は「先生がいいんです」とぼやいてみせた。

幼い真の頭の中にはセックスから始まる恋愛があって当然と、
未経験なりの思考がファイルされていた。

感じあえばその先がある、
それは若さゆえの暴走もあるが後日、那都が身をもって知ることになるのだ。






おわり
読んでくださってありがとうございました
スポンサーサイト
[PR]

下心で膨らむ熱い股間をひた隠しにしながら、真は毎晩、那都の指導を受けた。

制服とは窮屈なものだと、真は知る。
膨張した男根を隠すにはベルトを緩めたくらいではどうにもならない。
下腹部は疼くばかりだ。

私服に着替えるべきだろうかと悩むのだが結論は出ない。
ジーンズに着替えて1度失敗しているからだ。
勃起した股間が苦しいばかりか、
下着を履いていなかったのでジッパーに陰毛を巻き込み、文字通り痛い思いを経験したのだ。

恋とは欲情を伴うもので、成就させるには時間がかかると真は知る。

しかし、順序として告白を飛ばし、
抱きたい思いを募らせている間違いには気付いていなかった。

<体温、低そうだな。先生って>


膝が触れ合う至近距離に座り、その横顔をちらちらと見ながらときおり呼吸が乱れる。

那都が鎖骨丸見えばかりか、胸元がちらりとのぞくほど開いたシャツを着ていたせいで、
今晩は特に性欲が高ぶっていた。

これほど明らかに欲情している真に、那都は気付かない。

熱を帯びた絡み付くような視線にも微動だにしない。

素直に勉強を続ける熱心な子だと、那都は勘違いをしているのだ。
真をわがままだと思ったことを反省しなければとさえ思う、
ふと顔を上げたときにかち合う視線に首をかしげてはいるのだが。


「先生、期末試験がもうすぐなんです」
「あ、もうそんな時期なんだね」

「僕はいつも学年20位以内なんですけど、5位とかになれないかなあと」

「なれるんじゃない?真は熱心だし」

自信を持てばいいと勇気付けるつもりで微笑みかけると、
開店椅子に座っている真は机の縁で反動をつけて那都に再接近し、
開いた両足で那都の足を挟みこんだ。

「は?」

そして腿に手を当てるとぐいと背を伸ばし、那都の唇を奪う。

しかし真は性急すぎてキスは一瞬で終わった。
唇を吸えず、濡らすばかりか舌さえも入れられなかった。

不完全燃焼の性欲はくすぶるばかりだ。

「今の、なに?」
目を丸くする那都に、真は「…前祝」とつぶやく。

「僕が学年5位に入ったら、思い切りさせてくれますよね」

頬を赤く染め、まるで契約を交わすように真は言い渡す。
なんとしても那都にセックスを承諾させたかったのだ。

毎晩、煮えたぎるような思いでいることを知らぬはずがない、
真はそう思い込んでいた。
そしてこの好機に那都を抱いて、思いを遂げようと企んだ。

「なにを?」

真は、はっとして目を見張る。
那都が自分の欲情に気付いていないと悟り、愕然としたのだ。

「先生、僕のことを知らないんですか?!」

思わずすがるように那都の胸元に触れ「鈍すぎる、おかしい」と責め立てる。

「僕は毎晩どんなに我慢を…」

真はぎゅっと那都のシャツを握り、悔しそうに見上げる。
しかし、那都は真が勉強をしすぎて頭がショートしたのかなと、
この局面でも勘違いを起こしている。

「真。自分を追い込むな、落ち着いて」
その声は慈愛に満ちており、真を苛立たせてしまった。

「…子ども扱いなんですか?」

真は息を少し吐いた。
そして、ゆっくりと那都の胸をシャツの上から撫で回す。

「な・なにして…るの?」

さすがに那都は驚いて声が上ずる。

「ここ、まだ柔らかいんですね。もっと、もっと押したら固くなりますか?」

真は那都の乳首を親指で押しているのだ。

「痛い!擦るなって…。真、ふざけ…」

「ふざけていません、僕は先生を独占したいんです!」

言い切った真は那都の開いているシャツの胸元に腕を差込み、
きゅっと乳首を指先でつまんだ。

「こ・こら!独占って…真、間違っているから!」
那都はうごめく真の腕を止めるべく押さえつけるが、逆に身動きが取れない。
足も捉えられたままだ、自由がきかない。

「どこ触って…」
息が自然と乱れ、頬が上気してきた那都の表情に、真は股間を刺激されてしまう。

<もっと乱したい、汗を浮かべたらどんな顔をするんだろう?>


「…先生、触るだけじゃ嫌だ」

「は?おまえ、俺の話を聞いてた?」

「見せて、先生。乳首も、おへそも、先生の…ペニスも全部見たい」
真は那都のシャツをまくりあげ、胸をつかむと乳首に吸い付いた。

「いっ…!痛い、ひっぱんな…」

丸い乳首は吸い上げるたびに硬さを増す、
真はその変化を舌で感じ取るとためらわずにくちゅくちゅと舐り、
唾液で濡らした。

「先生…」
唇を離しても唾液が糸をひき、ぷっくりと起つ乳首とつながったままだ、
この光景に真はぞくぞくする快感を覚えてしまう。

「は、おまえ…なにして…」
那都は部屋の温度が上昇していると感じ、天井を仰いだ。

「真、暑いから…」

のけぞる胸元は唾液で光り、真はそれを撫でると濡れた指先で那都の股間を割る。

「先生、もっと気持ちいいことをさせてください、先生の、ここを教えてください」


3話へ続きます

「うちの大学は、あっせんもしているのかー」

教授から手渡されたメモ紙の表には彼個人の携帯番号が書かれていたのだが、
それと気付かずに裏をめくった上戸那都(うえと なつ)は目を瞬かせた。

この有名大学に進路を取ったのは教職に就きたいからであり、
夢を実現させるべく張り切って1年間はやたらと講義を受けたのだが、
2年になったこの初夏はどうも気が抜けていた。

卒業まではあと2年、その長さが那都を燃え尽き症候群にさせていたのだ。

その気だるそうな雰囲気を色気と勘違いし、注目する教授が現れた。

携帯番号やアドレス交換をしようにも那都が自分の講義を取らないので接点がない。

思い余って廊下ですれ違いざまにメモを押し付け、足早に去ったのだが、
那都が教授の思いを悟るはずがなかった。

教授の災難は焦るあまりに『気の長い家庭教師を募集。当方、かなりわがまま』と書かれた、
タウン誌の掲示板の裏を使ってしまったことだ。

<教職に進みたいなら家庭教師でも試してみろ・かな? でも俺、気が長いほうだったかな?>

那都は都合よく解釈している。
ふとアッシュブラウンに染めた髪をかきあげ、この伸びた前髪を切ろうと思い立つが、
美容院もお金がかかる。

これは勉強と収入を兼ね備えている・まさに一石二鳥、
手っ取り早い手段かもしれないと閃き、那都はボストンバッグから携帯を取り出した。

<あれ。ところで今すれ違った教授、誰だっけ>





「えっ!N大学の教授の紹介で…!?えっ、嘘!」

那都は話がとおっていると勘違いしているので、すぐに募集先へ連絡を取ったのだが、
母親らしいその人は慌てていた。

「う・うちの子、N大学へ行かせたいんです!ぜひ、お願いします!」

聞けば『わがまま』な子は、市内でも有名なお坊っちゃま高の生徒だ。

しかし、そこからN大学へ進んだ生徒は今まで聞いたことが無い。
お坊ちゃま高はエスカレーター式で大学の付属だからだ、
潤沢な寄付金を納めているのだから、そのまま大学へ進めばいい。
わざわざ受験してまで教職を目指すN大へは進まない。

<だが親がN大へ行かせたいというのなら何か事情があるのだろう>


那都が興味を惹かれて自宅へ向かうと、出迎えたのはブレザーの制服姿の男子だ。

黒い髪に尖った顎、ややつり目でへの字に曲げた口元からして無愛想。
整った顔立ちなのだが態度に問題がありそうだ。
玄関口で腰に手を当てて那都を見下ろす仕草は、第一印象で損をするタイプとしか思えない。

数10秒は那都の容姿を品定めした男子は、ちらりと眉を上げた。

「…上戸サン?新しい家庭教師の」

「そう、上戸那都です」

「あー、いいかも」
男子は急に笑顔を見せ、満足げな表情だ。

「上戸サンはかっこいいから、歓迎する。早く上がってください」
「えっ」
戸惑う那都の声に、男子は不満らしい。

どうも自分の思い通りにことが進まないと苛立つようだ。

「早くあがってって!今日から勉強を教えてくださいよ」
男子が急かすのだが、那都は首を横に振る。

「まだ親御さんに会っていないから、すぐには始められないよ?」
那都が渋ると「どうして」と強い口調で咎めてきた。

「いいんです、僕の先生なんだから、僕が決める。親は関係ない。先生の時給も僕が決めるんだし」
「は?」

「父さんはいつも『真(しん)のいいようにしなさい』って言うから、いいんです」
「はあ?意味がわからない」

「鍋島の家を継ぐのは僕だけだから。なにを言っても許してくれるんです」


那都はこらえたが、今にも『なるほど、これは相当なわがままだ』と噴出しそうだった。

この鍋島真。
手ごわいかもしれない。

しかし燃えつきかけた情熱が蘇る感触があると、那都は思う。

「上戸…じゃなくて、先生。部屋は2階だから、階段を上がってください、こっちこっち」

「真。じゃあ、勉強を始める前に1つ確認させてくれる?」
那都は階段の手摺をつかみながら、前を進む真を呼び止める。

「電話で聞いたんだけどN大学へ進むことは親御さんの条件だと思う。だから進路はN大な」

「はー?無茶言いますねー?N大は難関でしょ、誰が僕をそんなところに…」

「俺が行かせる。そうじゃなきゃ、家庭教師の意味はないよね」

那都の言葉に真は驚いたようで、目を見開いた。

「真は俺と同じN大に通う気にはなれない?」

微笑みながら問いかける那都の前で、真が生唾を飲む。
「先生と同じ…か」

真は那都の全身を再び眺めた。
涼しそうな笑顔と立ち居振る舞い、実にスマートだ。
それに自分を引っ張り上げようとするその心意気、真面目な性格なのだろう。

街にいる学生の1人と思いきや、
目元の小さなほくろ・そして部屋の照明に艶めく唇が実に扇情的に感じてしまう。
このギャップはなんだろうか。

真は急に早くなった胸の鼓動を聞かれないか不安になり、胸を抑えた。


「先生、いきたい…な」

「あ、よかった。やる気になった?」


真は那都の情熱に流されたのではない、
ひと目ぼれし、欲情したのだ。

しかし那都は鈍かった。
頬を赤らめている真の素振りに気付かず、「頑張ったら、いいことがあるよ」と励ました。
もちろん大学合格を指しているのだが、
真が誤解したのは言うまでも無い。

2話へ続きます

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。