FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「ひとつになりたい。そのために俺は千里に会いに来た。」
佐紀が俺のシャツを脱がせていく。
「ちょっと待って。なんのつもりだよ。」
制しようとする手を、たやすく払いのけた。

佐紀は自分のシャツも脱いで、窓から捨てた。

「・・どうしたんだ?」

佐紀のからだには細かい傷があった。
カッターで切ったかのように細い傷は、手首のあたりではぷくんと膨れていた。
「どうして?」
「これが千里のこころだよ。」

「無数の傷を受けて、それを痛いと感じることすら麻痺していた。千里は感受性が強すぎるから、無害なはずの言葉すら傷つくんだ。
それを面に出さないように隠してきた。それがこの傷。」
佐紀がなにを言い出したのかわからない。
「なんだって・・?」
「千里。もう堪えなくていいんだよ。解放しなさい。」

解放?

佐紀の瞳の奥を見つめていくと耳元でキイイイイイインと金属音がした。
頭がいきなり重くなった。
背中から、急に悪寒が走った。


どうして昼間から部屋にいたのか。

おじいちゃんは入院して戻ってこなかったのにどうして荷物が届くんだ。

知ってた、俺は全部知っていた。


枕もとの紙袋を取り出した。処方箋。中から小指の爪よりも小さな白い薬が出てきた。
「千里。俺が見えるなら、ひとつになろう。」
佐紀が俺の上にまたがった。
ゆっくりと胸を撫でて、そっと下半身に降りていく。
「ここだ。ここを起こしてあげないと、千里は起きれないんだ。」
佐紀が眠り続ける俺の自身を持上げた。
「薬を飲むと起たなくなるんだ。かといって、薬は急にやめれない。」
佐紀がゆっくりと愛撫してくれた。
プールの底に沈んでいくような、ゆったりとした時間をかけた愛撫だった。
おかげで刺激がどんなものか思い出した。
ぐぐっと持ちあがるそれを、佐紀は安心したような穏やかな表情で自分の中に押し込んだ。
「・・佐紀!」
いくらなんでも、それはない。
何日も欲望を忘れていたそれは、ぱんぱんにはじけそうなんだ。
まともにくらったら、佐紀のからだが壊れてしまう。
「佐紀、抜いて!」
「抜けない。・・ひとつになるんだ。そのために・」
「やめて、俺はまだひとつになれないよ。」
「ならなくちゃ。」

佐紀がおじいちゃんの本を片手に持った。
途端にその本が消えた。

「わかる?・・おじいちゃんが千里を呼びに来ているんだ。」
佐紀の頬にするんと涙が零れた。

「行かせるわけにいかない。
千里が生きることを諦めたら俺も死ぬ。
俺は死にたくないんだ。千里と共に生きたいんだ。」

佐紀の腰が激しく波を打つ。
締め上げられて苦しい、ちぎりとられそう。
シーツを掴む手が汗ばむ。
苦しい俺を見つめながら佐紀がどんどん絞っていく。


拍手を押してくださるとお礼のSSがありまする。ホモです。





いやらしいんじゃない。柊さん・・。
スポンサーサイト
[PR]

Secret

TrackBackURL
→http://oasis19.blog43.fc2.com/tb.php/110-01afebdf
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。