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暖かいコーヒーを一口飲んだら・その甘さに安心した。
隣には真夏くんがいる。真夏くんもコーヒーを飲んでるけど、砂糖もミルクもなしなんだろうな。
僕はときどき無性に自分が嫌になってしまうんだ。
真夏くんみたいに細くて顔もかわいくて女子に人気あって、話してみたらやさしくて親切で・・・・嫌なところが見当たらないひとがこの世にいる。なのに僕は太っているし物事に対してかなり悲観的だ・・。
なんだか差別を感じてしまう・・。
自分のせいなのに。僕は誰かのせいにしなければやりきれないよ。
臆病者なんだ・・。
真夏くんとは友人になる資格なんて最初からないんだ・・。

「そろそろ動けそう?」
真夏くんが僕の体調を気にしてくれていた。
「あ・・。」
そういえばさっきから、吐き気はおさまっている。
「だいぶ顔色も良くなってる。ゆっくり美術館のなかをみて回ろうか?」
「うん。」
お言葉に甘えよう。今日だけでも一緒に歩けたらそれでいいんだ。
先に歩き出した真夏君の背中を見て再びへこむ。
僕の半分以下の体格だ。

「あ。携帯・。」
真夏くんがお尻のポケットからちかちか光る携帯を取り出した。
少し見つめていたと思ったら・・少し頬が赤くなった。
照れくさそうに微笑むと、また携帯をポケットに突っ込んだ。
<彼女からかな・・。>
同じクラスに彼女がいるのも知っている。ああ、きっと中で待ってるんだね。

真夏くんについて美術館の中に入る。携帯をしまってから真夏くんは僕のほうを一度も振り返らない。なんだか寂しい。

ロビーは思ったよりも広々としていて、白い床と壁が異空間を演出していた。寂しい気持ちでいる僕に、さらに冷たい感触を覚えさせる輝きだ・・。
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