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大人の親指程の大きさの、赤・青・黄色・緑・橙のけばけばしい色のガムボールマシーンの横に、水の自販機があります。
地下では水は買うものです。コインを入れると掌サイズのペットボトルが落ちてきました。量にして大体5口分くらい。喉が渇いたときに飲むようなサイズではありません。こんな小ささでもペットボトル。再利用のコストだけが跳ね上がりそうな大きさです。水は一口飲めたらいいのですが。いちいち蓋を開けるのもおっくう。
「カプセルができると助かるのになあ。」
「水の、ですか?面白いことを考えますね。越屋さん。」
真樹が傍から離れません。
なんだか暑くて汗をかきそうなのに、傍に人がいるのはそれだけで暑苦しい・・。
「長押さん。暑いから、今は傍にいなくても・・いいですよね。」
「暑いですか?」
真樹が目を丸くして驚きます。
「俺は暑くないですよ?・・越屋さん。口をあ~んてあけて見せてください。」
「なんで。」
「いいから。あけて下さい。俺がこじあけてもいいですか?」
真樹が指を伸ばしてきたので観念して口をあけました。

「ああ。やっぱり飲まされかけてる・・。」

「なんのこと?」
「あ、口を閉じないでください。越屋さん、さっきのお客に仕込まれていますよ。今、とってあげますから。」
「仕込む?」
「いいから。口をあけて下さい。」
真樹が顎を掴みます。
「・・目を閉じてもらえますか?」
「何するんですか、それを教えてくれたら・・。」
「四の五の言わずに。」
唇を重ねてきました。
そして真樹が自分の舌を匠に使って、空の歯の内側にくっつけられた何かを外しました。
その間。歯を舐められ続けた空は、顔色が悪くなりそうです。
「ほら。越屋さん、取れましたよ。これで・もう暑くないでしょう?」
真樹がそういう前から、空はいきなり暑さを感じないことに気がつきました。
「どうして・・。」
釈然としない空の目の前に、おはじきを舌に乗せた真樹がいます。
「何たべてるんですか?おはじきは食べるものではないですよ・・。」
空が驚いて言いますが
「これが、越屋さんの口の中に仕込まれていたんですよ。」
そう言うと真樹はおはじきを指に取って、ぱきっと割りました。
「え、そんなに簡単に壊れてしまうものだったの?おはじきって。」
「これは厳密に言うとおはじきではありません。」
「え・。」
「越屋さんは知らなくていいことです。必要になったら俺が教えますから。」

「そんなことばかりですね、まともに教えてはくれないのですか。」
「知りたいのですか?」
真樹が頬に手を当てて見つめてきます。
「俺の傍にいたら、そのうちわかりますよ。だから離れないでください。俺は越屋さん以外のひとを、自分の隣に立たせる気がありませんからね。」
「このお店は皆、きれい系だから、俺にこだわらなくてもいいのでは。」
空は、真樹の傍にいるのは悪くない。けれど、どうして自分をこんなに構うのかがわからないのです。

「越屋さんしか考えられませんよ。俺は、越屋さんがいい。初めて顔を見たときに決めましたから。あなたを傍におきたいって。店長にもそうお願いしました。こんな我侭がとおるとは思いませんでしたが、言ってみるものですねえ。」
アングラの中で常時働くのは5人。交代制です。
今こうして2人抜けても3人は店にいるので、回すことは可能でしょう。
もとより。おはじきの前から動かない二人ですし。


「そうですか。よくわからないけれど・・ありがとうございます。」
「本当に面白いですね、越屋さんは。純粋すぎて、壊したくなりますね。」






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