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開始の合図はありません。互いに相手を探すゲーム。
香水の匂いが充満して、呼吸すればむせまくり。
綺麗なあの子は、今どこにいるのやら。
ピアスが光ります。靴音が高らかに鳴り響きます。後には退けない快楽へ落ちていきます。
アングラの店員は他のお客に混じっているので、常連さんでも見つけにくいはず。
名前も教えないくらいですし。


空と真樹は、誰にも騒がれずにホールに入りました。
お客が流れ込む会場とは逆の方向にあるエレベーターを使い、会場を見下ろす3Fゲートに向いました。
硝子張りのゲートから、真下でうごめくお客を確認します。
「すごい人ですね。」
「毎回、増えるんですよ。みんな退屈から抜け出したいんです。愛したい人。愛されたい人。快楽か地獄かわかりませんが。」
真樹はピアスを確認するように耳朶を触っています。
「痛いの?」
「いいえ?落ちていないか心配で。俺は不感症みたいなんです。ピアスがどこかに落ちても、それに気づかない性質なので。」
真樹が自分のことを話すのは初めてな気がしました。
空は、まじまじと真樹を見つめます。
「空さん?どうかしましたか。」
「なんか・・長押さんが近くに感じます。」
「いつも隣にいるじゃないですか。」
「そうなのですが。今は、前よりも近い感じ。」
空の言い方が素直すぎて、真樹がびくっとしました。
頬が熱いのか、手の平で押さえています。
「・・あなたには、かなわないなあ。」
そっと空の顎に指をはべらせて、
「キスがしたくなりました。」
「・・ここで?止めてください。・・そうでなくても、お客に見つかったら・・集まりそう。」
「堪えきれないですよ。」
「1回だけ・ですよ?」
その膨れ面にも、真樹は嬉しくてたまらないようです。
そのまま唇を重ねて、そっと舌を割り込ませました。
途端に拒絶するように空の体が反りましたが、慣れたものです。
逃がさずに抱き寄せます。
「・・受け止めてくださいよ・・。」
「や、」
「イヤじゃないですよ。ここまで来て、」
そっと空の腰をなぞります。
「長押さん!」
「そろそろ 真樹って呼んでくれませんか。あなたにはその権利があります。」
そして再び重なる唇。
空は気がつきました。今、おはじきを飲まされました・・。

「長押さん、困ります。」
無理やり離した唇から漏れる吐息と、ささやかな抵抗。
「1個じゃ、もうあなたには効かないでしょう。もっと飲みませんか?」
「・・もっと飲んだら、どうなるのです?」
「先ほどのような失神では逃がしません。」


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