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冬至が傍にいて支えている。
沢山の言葉をくれたわけじゃない、でも離れていた時間を一気に埋めてしまえる強さがありました。
オーナーを赦している冬至を見ながら、パンダは安心しました。
<かっこいいなあ冬至くん。だから真夏くんは大好きなんだ>
蹴ろうと思えば蹴り倒す事もできるごついブーツですが、そんなことはしません。
冬至は真夏が無事でいたことが何より。
そして、そんな目にあったのは自分が傍にいて守っていなかったからだとよくわかっていたのです。

ほのぼのとした空気が生まれる中、携帯を振りながら立秋も現れました。
「おやおやおやおや将軍!いつのまに!!
どうりで携帯に出ないわけだ。ここに隠れていたか」
「隠れていませんよ、坊ちゃん。配達途中ですから携帯に出れなかっただけで」
にっこり微笑んで手を振ります。
「何回もかけるから着信音が煩くて切りましたけど」
「そうか!だから案内ガイダンスになったのか!」
「へ~。それでもかけていたんですか。
しつこいことをすると嫌われますよ」
「将軍が出ないからだよ!」
「出れないから出ないんですよ。それで坊ちゃん、何の用事でした?」
「真夏くんがピンチで」
「助けましたし無事ですよ。坊ちゃんとパンダのおかげです。
ついていてくれてありがとう」
「そんな、冬至くん」
パンダは冬至の笑顔に、どきんとしました。
危ない目にあわせてしまったのに・・。
パンダが目をウルウルさせていますが、この男には通じないご様子です。
「将軍。自分だけいいところを持っていこうとするな。
真夏くんをこちらに渡すんだ、折角みんなでお茶をしていたのだからね。
続きをしようじゃないか真夏くん。
こういうときでしかきみを独占できない哀れな男に、さあ、きみの匂いをかがせておくれよ」

「相変わらずですね、坊ちゃん。そろそろ本気で嫌われますよ」

呆れながら冬至は真夏の手を握りました。
真夏の指に、冬至のはめているブラッディマリーのごつい指輪が触れます。
ドラゴンの爪をモチーフにしたこの指輪。
これを見るのも久しぶりです。
本当に・・冬至が傍にいるのです。
真夏はぎゅっと握り返しました。




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