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12月になれば雪も降る。
そんな寒い外で待ち合わせなんて、普通は思いつかないんじゃない?
これは悪戯なのか軽い嫌がらせか。
愛しのケイタは、1時間前に<今からJRに乗る>メールをくれたっきり、
ちいとも駅に現れない。
JRが遅れているの?
いいや、さっきから15分おきにはガンガンホームに入り込んでくるし。
寒くて鼻水が出そう。
ああ、どうしたんだろう?
どこかで倒れていなければいいのだけど。
心配メールを送ってみた。
すぐに戻ってきてしまった。
「あて先不明」って?

ケイタ~・・いよいよ俺をアドレスから削除したの?
それとも迷惑メール登録したとか??

この寒さが芯まできた。
もう泣きそう、死ぬかもしれない。

「何やってんだよ、いい年して!」
怒声に振り返れば、マフラーをぐりぐりに巻いた・・俺のケイタ!!
「ああ、無事だったんだね!よかったよ~、もう心配していたんだよ!」
「・・どうして・なにが・心配だ!」

なんだか機嫌が悪いけれどいつものことだ。
ああ、ケイタも寒かったんだな。ほっぺが赤いよ。かわいいな~。
「俺をまじまじと見るな!キモイ。早く車を出せよ!!」
黒いブーツが俺を蹴ってくる。
ああ、この感じ。
実に半日ぶりだ。
「ああ、寒い!で、今日のご飯はなにを作った?」
「シチューにしたよ!」
「あ、そう」
「コーンをたっぷり入れてみた。
ケイタ、このまえ喜んでくれたからさ~」
「そうだっけ?」
「そうだよ!俺はね、ケイタの言ってくれたことはメモるようにしているんだ!だから間違いないね」
「・・はあ~~~?」
あ、なんかひいている。
「マジキモイ」
カタコトみたいな言い方。
寒いからかな。
「ああ~~・・もう寒いんだから、早く部屋に着けろよ!!」
助手席のケイタの顔がすこし赤く見えた。

「あのさ、ケイタ?」
「~~余所見すんな!マジで!!俺はおまえと事故りたくないんだ!」


→拒まれたまま2話へ。
→→暴れん坊ケイタとへたれのリーマンの恋のお話
「ハリケーン。」続編です。

遊んでやってください。この忙しい時期に・・(苦笑



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