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ゴムを棚にぐいっと戻すと「帰るぞ」
ああ、可愛い顔して睨むんだから。
「同じことなんべんも言わせるんじゃねえ。
俺は早く部屋に戻りたいんだ!」
ケイタ~~。
怒って駐車場に向うケイタを指をくわえて見送りながら、
さっきのゴムをこっそり買ってみた。
使わせてもらえないだろうけれど。
持っているだけでも気分が違う。
高揚してくる。

「キモイ。なににやけてるんだ」
車に戻ったら一瞥して呆れている。
「早く部屋に帰ろうね~」
「そうそう」
ケイタが生あくびをした・・
これは、かなり辛いのかもしれない・・

風邪に苦しむケイタを抱こうなんて、とんでもないことだ。
どうかしていた。
安静にさせよう、倒れたら困る。
救急車を呼ぶ羽目になったら、つきっきりの看護でしょ・
そうしたら会社を休まないといけなくなるし。

「おい!まさか妄想でもしているんじゃないだろうな」

何気にケイタは俺を見ていてくれるなあ。
なんだか幸せだ。
出会って1年。
すぐに同棲を始めて、その日にフランフランでおそろいの珈琲カップを買ったんだ。
見せたらケイタがうんざりした顔で片方しまいこんで、
おそろいではないカップを使っているんだけど。

照れているんだな。
そんなところも可愛くてたまらない。

元々、目がくりくりして大きくて。
顔も小さくて・・抱き締めたくなる細身の体。
大事に大事に抱いていこうと決めたのに、

なかなか思うようにならないのは何故だろう。
「あ~サンキュ」
部屋に着いたらさっさと車から降りていった。
まあ、いい。
一緒に住めるだけでも嬉しいから。
すぐについていったのに、ドアをばしっと締められた。
ノブに触ると静電気が走るわ、
・・開かないわ。

「ケイタ~~!!どうして鍵をかけるんだよう。俺も中に入れてよ!」

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