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大学生をバイトに雇う商社なんて、ありえないと思い込んでいた。
しかしネットでたまたま見つけた商社の求人広告に<学生歓迎>とある。
興味を引かれてアポを取ったら、即採用が決まった。
余程人手不足なのかと不安だけど、社会勉強になるし、この経験が将来の役に立つかもしれない。そう思って自社ビルを持つこの商社のドアを開けたら、いきなり運命の出会いを感じてしまった。
 
それはドアを開けた僕を笑顔で出迎えた。
受付の綺麗なお姉さんが霞む程、アイドル張りの笑顔の男の人に目を奪われた。

「おはようございます。犬山くんですね?
部長から話は聞いています、お待ちしていました」
 
ブランド物のスーツを着た若い男の人だ。
 
僕より頭一つ分背が低いので、見上げる表情に吸い寄せられそう。
飴玉みたいに大きな瞳に、ウルフカットした茶色い髪のせいなのか、一見すると繁華街を歩く今時の若者で、僕とは歳があまり変わらないようだ。

「犬山くん、だよね?」
 
しまった。返事をしていなかった。ぼんやりとこの人を見つめてしまった。

「は、はい。犬山ケンタです、よろしくお願いします」
 
深々と頭を下げると、受付のお姉さんが噴出した。
「可愛い」と呟かれたけど、僕よりもこの人が断然に可愛いだろう。

「あ、そんなに固くならなくてもいいですよ。
僕は鶴前ハルです。きみの教育係を担当するので、よろしくお願いします」
 
この人が僕の……上司になるのか。
これはやっぱり運命だ。
初めてのバイトに挑む僕に神様が用意してくれた最高の贈り物だ。

「つ、鶴前さん。よろしくお願いします」
「こちらこそ」
 
何気なく微笑まれただけで、胸がキュンとする。
小さな顔を引き立てている仕立ての良いスーツ。
きっちり締められたネクタイにもドキドキするなんて、僕は一体どうしたのだろう。
運命の出会いだ。
こんなに可愛らしい鶴前さんと仕事が出来るなんて、きっと毎日が楽しくなる。
そんな予感で胸が高鳴るよ。

「営業部の皆に紹介したいけど、生憎朝から全員出かけていてね。早速だけど僕と事務処理をしてくれるかな?」
 はい、と大きく頷くと、細い背中について歩き、エレベーターに乗り込んだ。

「五階、と」
 まるで蝶々が羽根を休めるよう。
しなやかにボタンを押した長い指を、ドアが閉まりきるまでじっと見てしまった。

「どうかした?」

「あ、いいえ」
「犬山くん、緊張しすぎだよ。顔が赤い」
「え、これは」
 あなたを意識してしまうからだとは、さすがに言えない。
初対面でそんな事を言ったらおかしな奴扱いだし、バイト初日からやる気が無いのか? と思われてしまうだろう。
下手をすれば即クビだ。

「僕しかいないから、気を緩めていいよ」
 
緩められない。
気になる人と二人きりなんて勘弁して欲しい。
狭いエレベーターの中で自然と体が近寄ったせいか、鶴前さんの唇に艶がある事を発見した。
リップクリームでも塗っているのかな。
さりげなく横目でちらちらと見てしまう。
そのプルンとした唇で、好感度は更に上昇だ。
 
隣でドキドキしている僕に気づいたのか、ふいに鶴前さんが見上げてきた。



2話に続くのでありんす。長くてすみません。
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