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「犬山くんは背が高いね。何か、スポーツをやっているの?」
「あ、高校生の時にバスケを……」
「かっこいいね」
「や、全然ですよ。僕は試合に出ても活躍しないし」
「そうかな? きみは男前だから目立ちそうだよ。女の子にモテたでしょう?」
 ニコニコしながら僕を見上げないで欲しい。
 僕と同じ男なのに、鶴前さんはどうしてこんなに可愛らしいのだろう?

「ぜ、全然です。モテませんよ、振られてばかりです」
「若いのに謙遜するのだね。可愛いなあ」
「か、かわ?」

 可愛いのはあなただ。そんなに余裕で微笑まないで。
しかしこれは、脈ありと思って良いかな?

「素直そうだし、良い子だね」
 子供扱いなのか! 少しショックだ!

「つ、鶴前さんは、おいくつなのですか?」
「歳? 二十五歳だよ」
「えっ。僕より五つも上なのですか?」
 とてもそうは見えない。童顔なのか。
「犬山くんは二十歳だったね。そうか、五つ上か。そう言われると歳の差を感じるなあ」
 親指を唇に当てて、むう・と考え込んでいる。これは子供の仕草にしか見えない。
 ブランドのスーツを着たお兄さんのする仕草ではないぞ。
鶴前さんは天然なのか、それとも計算か? 
いや、計算が入るはずがないな、元がこんなに可愛らしいのだから小細工は要らないだろう。
動揺を隠せない僕の隣で、鶴前さんは小さなため息をついた。

「年の差なんて関係無いよ」
 
それはどう受け止めたら良いのだろう?
五階に着いて開いたドアから出ると、鶴前さんが僕をまた見上げてきた。
「僕の事は兄だとでも思って、何でも気軽に聞いてね」
「ありがとうございます!」
わからないことは何でも聞いて教えてもらおう。
早く仕事を覚えて、鶴前さんに誉めてもらえる様に人一倍努力しよう!
小さくガッツポーズを決めて、鶴前さんの背中を追う。

案内された営業部は誰もいなくて、がらんとしている。
しかし何故かデスクの上のパソコンが一台起動したままだ。


3話に続くのでありんす。
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