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2009.03.30 劇的変化・6
『なあに?今日はやけにゆっくりしているのね。時間外料金をもらうわよ』
 画面にはクラスメートの女子がベッドに横たわり、覆いかぶさる男にブラジャーを押し上げられているところだった。
『あははは、くすぐったい』
 黒い髪を揺らして笑いながらベッドの上であおむけになり、膝をたてる。
その足首には脱がされた下着が丸くなっていた。

 俺もこんな感じで撮影されたのか。
しかし同意ではないし、この女子のように喜んではいない。
――俺は担任に襲われかけてから教室にカバンを残したまま帰宅していた。
あんなことをされた後、教室に戻ることはできなかった。
 
 クラスメートがセックスをしている動画を見ていると、嫌な気持になる。
早々に画面を消して、溜息をついた。
 すると携帯が鳴り出した。
また鈴木からかと思ったら、直だった。
『家にいるのか?懸命な判断だな』
「ああ、何か用?」
『カバンを届けてやるよ』
「悪いね」
『ミヒロに用事もあるから気にすんな』
 俺に用事?
何の事か見当がつかないが、直の厚意に甘えることにした。

 1時間後に直が家に来た。
「学校は?」
「俺も逃げてきた」
「えっ?」
 差し出されたカバンをもらいながら、俺は直を見つめた。
「何かあったのか?」
「担任がしつこくおまえを探しているんだ。あんなの見たくもないよ」
 そして直はずかずかと家に上がりこみ「パソコンを借りるよ」と言う。
「いいけど、何か見るのか」
「おまえの動画」
 直は意外なことを言った。
「…見たくない」
「見ておいたほうがいいぞ。ミヒロは危ない世界に入り込んだんだから、その自覚をしろ」

 直がゲイサイトを開くと俺の画面が1番に出てきた。
「面がいいし体の具合もよさそうって、な。変なコメントが沢山きているんだ」
「気持が悪い」
「わかったら、すぐに手を引けよ」
「どうしてそこまで心配してくれるんだ?」
「悪友だから」
 そういうと直は笑った。
「世の中は金で動くけど、そのために自分を売るのはどうかと思うぜ。俺は昔からおまえを知っている。無茶はさせたくないんだ」
 直の気持は有難いのだが、俺はまだ迷っていた。
「悩んでいるのか」
 不意に直が顔を近づけた。
「近いな!」
「バイトをするなら他にいろいろあるだろう。ミヒロが知らない誰かの玩具にされるなんて、腹立たしい」
「はあ?」
 直が俺のモデルのバイトを辞めさせようとしているのはわかる。
だが、どうして腹立たしいのかわからない。

「直が苦労しているのはわかる。だけどゲイサイトのアイドルにされているのを黙ってみていられない」
 
 急に直の息が俺にかかった。
そして、唇が重なった。

 俺は何故か抵抗ができなかった。
まだ子供の頃に、ふざけて頬にキスをしたことがあるせいなのか驚きもしなかった。

「好きなんだ。だからミヒロがいいようにされるのが嫌なんだ」
「は?」

「抱きたい」
 直の低い声に俺は体が硬直した。


7話に続きます
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