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「蒼生とセックスをすると凄く興奮する。仕事で疲れた体がいい具合なんだ」
 書類を片付けて会社を出た蒼生を亮輔が玄関前で待っていた。
そして開口1番に、これだ。
「体が目的かよ、僕は亮輔をセックスをすると疲労感が漂うんだけど」
「あれ。愛情は無いのか?」
「それは僕が聞きたい」
 蒼生はぶつくさと文句を言いながらも、亮輔と連れ立って歩き出す。
数秒の沈黙の後、亮輔は蒼生の顔を覗き込んだ。
「仕事は片付いた?」
「あと半分ってところだったけど残りは明日やる。それにしても少しは黙れないのか」
「沈黙が怖い」
「話していないと落ち着かないのか?泳いでいないと死んじゃう回遊魚みたいだ」
 蒼生は呆れながら「近いし」と亮輔を跳ね除けた。
「俺たち、付き合うんだろう?」
「ああ…撤回したくなる」
「はあ?それはないだろう?俺をその気にさせておいて。勝手だな」
「勝手はおまえだ」
 疲れた体に自己中な亮輔との会話は疲労を増幅させる。
しかし蒼生は従順に亮輔と一緒に歩き、歓楽街に向かっていた。
連日使用しているホテルに行くのだろう。
「いつもここだとマンネリ?」
「別に構わないよ」
「そうか。女相手だとホテルをいちいち変えないと機嫌を損ねるんだけど、楽でいい」
 亮輔の言葉に蒼生は気分を害した。
「あのな。僕と女を比較するのを止めろ」
「なんで?まずい?」
 王様な亮輔には蒼生の中で芽生えた気持ちがわからないのだろう。
全ての人が自分の思いどおりになると信じている残念な男だ。
少し繊細さがあれば、こんな不用意な言葉は言わないだろう。
「付き合うんだろう?それなら僕にもプライドがあるんだよ」
「あ、そうか。悪い、ごめん」
 蒼生は素直に謝る亮輔に驚いた。
思わず足を止めて亮輔の上着の袖を引く。
「なに?」
「いや、ちゃんとしたところがあるんだなと思った」
「へ?」
「わからないならいいよ」
 蒼生は袖から手を離して歩き出した。
亮輔のことを知っていくと本人に興味がわく。
少しずつだが亮輔に惹かれている、それは自覚した。


 ホテルの部屋に入ると背後から亮輔が蒼生に抱きついてきた。
「ああ、凄く焦らされた感じ」
「焦らしていないよ、どけ。歩けないだろう!」
 蒼生が抗っても亮輔は体を離そうとしない。
ドア付近で2人は段々呼吸が苦しくなっていく。
「も、このままここで…」
 亮輔は抵抗する蒼生の顎をつかんで強引に見返させると、唇を重ねた。
そして蒼生に苦しい体勢を強いながら舌を這わせて唾液を吸う。
この間も亮輔は時間をおろそかにしない、
片手で蒼生の顎をつかみ、空いている手で蒼生の全身をスーツの上から撫で回した。
「いい、凄くいい感じ…」
 ようやく離された唇は唾液でつながっていた。
蒼生はそれを見て頬を紅潮させながら指で唾液の糸を絡め取る。
「は…キツイ体勢にさせやがって」
「でも凄く感じた」
「おまえはな!」
 蒼生は気丈に振舞うが、亮輔は笑顔を見せる。
「蒼生もそうだろう?」
「は」
 たしかに蒼生はキスと軽い愛撫で感じてしまっていた。
亮輔に「ほら」と体を離されると足元がよろける。
「危ないよ?」
「わっ」
 途端に蒼生は床に尻餅をついてしまい、中腰で「いてー」と尻をさすりながら起き上がると亮輔に抱きかかえられてしまった。
「軽いなあ」
「男に言う台詞か?」
「言うよ。誰でも言う」
 そしてベッドに運ばれると「早く脱げよ」と命令された。
「もう、俺だってもたないんだ」
 亮輔はベッドの脇に立ち、スーツを脱ぎ始めた。
何のためらいもなく堂々と勃起した茎を蒼生に見せ付けて、手を腰に当てている。
「でかい」
 蒼生も脱ぎ始めていたが亮輔の茎の大きさに声を失い、手が止まった。
「はーやーく脱げよ」
 もはや待てない亮輔が蒼生の体にのしかかる。
そして「手伝う」と言い、スラックスを脱がせて下着を下ろすと満足げな表情になった。
「蒼生も感じているから早くしないとなー」
 そして勃起していた蒼生の茎と自分の茎をあわせてつかみ、同時に扱き始めた。
「あ、ちょ、ちょっと、こま…ううん!」
 亮輔の扱きは半端な力ではない、同性だからこそわかる強い刺激を与えてくるのだ。
「あ、あ。も…」
 ぐりぐりと扱かれてしまい、蒼生は腰を揺らす。
こうすれば更に感じることができると知ったのだ。
「やだ、もう」
 蒼生は気付いていないが、明らかに今までのセックスよりも感じていた。
亮輔に体を委ね、自らも感じようと思うのか、声を殺すことなく喘いだ。
「あん、亮輔、出ちゃう・出ちゃう!」
「その声っ、いい感じっ。出せよ、全部出しちゃえ」
 荒い息を吐き、うっすらと体に汗を帯びながら亮輔は蒼生の先端を指で押した。
「ぐっ!い、いやだ、そこは…」
「ここは嫌か。じゃあ、こっちは」
 亮輔は茎から手を離すと蒼生の内腿を撫でてそこにキスをした。
まるで皮膚を吸うようなキスに蒼生は焦らされ「んー!」と体を反らし、足を震わせながら先走る。
「あ、もう出ちゃった?」
「ちが…」
「感じやすい体だよなー。凄く好きだ」
 獲物を狙う動物のように目を輝かせて亮輔が蒼生を開脚させた。
そこには濡れたヘアーと、先端を濡らして雫を垂れる茎・そして亮輔を待つ秘部しかない。
「そんなに見るなって」
 蒼生が手を伸ばしてヘアーを隠した。
その初々しさに亮輔は生唾を飲む。
「可愛いなあ、意地張って。体は従順なのに」


21話に続きます



 

 
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