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 涼が後輩を強姦まがいに襲い始めたのは年が明けた1月からだった。
この悪事がたとえばれたとしても、1ヶ月もすれば卒業なので痛手を受けない。
そんな計算づくで始めたセックスは快楽を貪るというよりも、相手を屈服させることに意義があった。
 廊下ですれ違ったときに誘った名前も知らない子をはじめ、生徒会や美術部の後輩を手当たり次第に自分の性欲解消に使った。
 このセックスに愛情はない。
ただ傲慢な茎を相手の小さな秘部に挿入して突き上げる、この行為が涼の性癖だ。

 しかし今まで噂1つたたないのは不思議でもある。
だが涼はその噂が流れることはないと確信していた。
誰もが襲われたことを訴えるのは恥かしい行為だからだ。
 口封じはしていないが噂も聞かず、ましてや何も知らずに自分を慕う後輩は減ることがない。
こんな気楽なことはないだろう。
できれば抵抗する子がそそるのだが、今までそんな子は見つけられなかった。

 そんな中に現われたのが悠だ。
見るからに気が強そうな目の光に涼はこれだとほくそ笑んだ。
悠の住所や所属している部活はおろか、教師による内申書まで入手していた涼は、
翌朝いつもどおりに平然と登校した。
 そして教室に入らずに生徒会室に出向くと、事前に呼び出しておいた後輩がいた。
「先輩、どうしたんですか?」
 何も知らない後輩は早く教室に行かないと授業が始まってしまうと思い、焦っていた。
「きみは2年2組だったね」
「はい、そうです」
「小松悠を呼べるか?」
「…小松ですか」
 急に後輩は頬を染めた。
その一瞬を涼は見逃さない。
「同じクラスだろう?」
「クラスメートですが、あまり親交がないので難しいです」
 後輩は嘘をついていると涼は感じた。
恐らく憧れている相手なのだろう、声をかけられないのが本当の理由とみたのだ。
「先輩はどうして小松を?」
「昨日初めて顔を見たんだが、ちゃらちゃらしているので1度注意をしておこうと思ってね」
「小松は…先輩が心配するような悪い奴ではないです」
「へえ?」
「友達思いの、いい奴だと思います」
 後輩はそう言うと視線を床に落とした。
よく見ると耳まで赤く染めている。

「きみは小松が好きなのか?」
「えっ!…そんな、同じ男ですよ?ありえません!」
「同性でも快楽は得られる。証明してやろう」
 予定外だが涼は後輩の腕をとり、机の上に押し倒した。
「せ、先輩っ?!」
 なにが起きようとしているのかわからない後輩はうろたえた。
「離してください、授業が始まっちゃいます!」
「そんなことより、こっちのほうが楽しいぞ?」
 涼は口角をあげて微笑んだ。
そして後輩の上着のボタンを外して開き、シャツの上から胸を撫で回して乳首を指で擦った。
「え、な、なにをしているんですかっ!」
「すぐに気持ちがよくなる」
 抗わないのをいいことに、涼は後輩のボトムを膝までおろし、下着に手をかけた。
しかしそのとき校内放送がかかった。

<3年1組の石原涼。職員室まで来るように>

「はあ?」
 涼が首をかしげている隙に後輩が腕をふり払った。
その力強さに涼が体勢を崩す。
後輩はボトムを上げるとすばやくベルトをして、駆け足で生徒会室を出ていった。

「しまった」
 未遂のセックスは危ない。
あの後輩が誰かに訴えるのは目に見えていた。
「予定外のことをしたせいだ、抑えられるか…」
 涼は激しく動揺したが、職員室に行かねばならない。
深呼吸をするとなにもなかったかのようにカバンを持ち、職員室に向かった。


「何の用事でしたか」
 涼が担任の元に行くと「これ」と1枚の写真を見せられた。
それを見て涼は不覚にも胸の鼓動が激しくなった。
間違いなく、セックスを強要した後輩の体が映っていたのだ。
「なんですか、これは…誰の体ですか」
「おまえに強姦されたって、言い出した奴がいてな。その体の赤い跡はキスマークだそうだ」
「ありえません」
 涼は平然と写真を返した。
「だろうなあ!ああ、安心したよ。石原が同性を襲うなんてことは考えられないからな」
「当然です」
「石原ならどんなJKでも思いのままだろうし。あ、教師がJKなんていってはいけないな」
 涼はわははと笑う担任を見ながら、これは悠の仕業だと感じた。
早々に一戦交えないといけない相手だと確信した。
嫌がる体を組み敷いてセックスを強要しないと、卒業前に火の粉がふりかかるだろう。
このまま逃げ切れる相手ではない、涼は悠に会いにいくことにした。


4話に続きます


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