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 カウンセリングに行くと白衣をまとった女医さんが出迎えた。
悠はその女医さんの姿に首を傾げる。
ボタンをしめず、胸元を強調したワンピースを着ているからだ。
TPOをわきまえていない・こんな人に相談して大丈夫かとさえ思う。

「きみは外で待っていて。後で呼ぶから」
 そう言われて悠は待合室の長椅子に腰掛けた。
陽向は不安そうに悠を見ながら診察室に入り、ドアを閉めた。

 悠が携帯でも見ようかとカバンを開けたとき、陽向が出てきた。
異常な速さの診察に、いよいよ不安がつのる。

「きみ、入ってきて」
 悠は女医さんに呼ばれて診察室に入ると「杉本陽向くんのお友達ね?」と確認された。
「ええ、親友です」
「それなら話は早いわ」
「どういうことですか」
 女医さんは、強姦されたことは確かに心の傷だろうが、それを苦にしているのならまず学校へは行けないはずだと言う。
「相手が卒業したから来れるんじゃないですか?」
「それも一理あるけど、現場でしょう?それなのに行けるのは支えてくれる友人がいるからね」
「はあ…」
 悠はあいまいな返事しかできなかった。
現に陽向は性格が変わったとしか思えないからだ。
「好きな人がいるらしいわよ?」
「ええっ?」
 悠は寝耳に水だ。
一緒にいるのに、そんなことには少しも気付かなかった。
「だから大丈夫。もうカウンセリングの必要はないから、気をつけて帰りなさいね」
 悠は頭を下げて診察室を出た。

「また僕の家においでよ。そうだ、今日は泊まらない?」
 陽向の誘いに悠は首を振った。
いろいろな事が悠の脳内を占めていて、その根源でもある陽向と陽気に話す気になれないのだ。
「さ、帰ろう」
 文句ありげな陽向を急かして、悠は歩き始めた。
しばらくして隣を歩く陽向が悠を見上げる。
「手、つながない?」
「は?」
「いつもしているじゃないか」
 このくっつきたがる性格が悠を悩ませるのだ。
「ごめん、急用を思い出した」
 悠は突然駆け出して、丁度来たバスに乗り込んだ。
「悠?」
 乗り遅れた陽向は寂しさを感じていた。
遠ざかるバスを見送りながら、自分がどうしたら悠に気持ちを理解されるのかと涙をにじませた。



 陽向は帰宅すると自室にこもった。
母親がまだパート先から帰らないのをいいことに、陽向は下着をボトムごと下ろすと萎縮している自分の茎をつかんだ。
「悠、悠。いつもこうして欲しいのに」
 悠の名を呼びながら茎を扱く。
するとむくむくと茎は頭をもたげて勃起した。
「悠、どうして避けるんだ。僕は…触れたいのに」
 茎を扱くと気持ちも高ぶる。
次第に呼吸が荒くなり、扱く指もスピードに乗る。
「あ・あ・あ…。悠、悠!」
 切ない叫びとともに陽向は爆ぜた。
濡れた手を見つめながら、陽向は頭を振る。
自慰だけでは満たされないのだ。
 触りたいのは悠であり、悠になら抱かれたいとさえ思い始めていた。


4話に続きます
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