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2006.05.30 真夏と立秋 5
それはいらないお世話ですよ。
「何をいってるんだい冬至。僕はね、お前よりずーっと前から真夏くんが好きだったんだよ。だから真夏くん以外のひとは考えられない。お断りだよ。」
かっこよく言い切ったものの。
「真夏ちゃんは俺のだから。」
冬至があっさりと現実を突きつけました。
「いくらぼっちゃんでも。渡せません。」
その言葉を聴いて真夏の唇がかすかに動いたのが癪に障ります。
「真夏くん。今は冬至に惚れられているのはよくわかってる。でもこのまま永遠に続くわけでもなかろう。次こそ僕の出番だと信じているんだ。僕は待っていてもいいだろう。」
真夏が困った顔をします。
「あのさあ。立秋、俺を待つより新しいひとを見つけてお前も楽しく過ごして欲しいんだよ。わかる?」
「わからないよ真夏くん。僕はきみが好きなんだ。」
「でもだめなものは だめなんだよ。」
・・艶のある唇からは、さっきから・諦めてとねだる声しか出しません。はあ・・立秋も、がっくりきてしまいました。
大熊くんが慰めるように
「陸奥くんはかっこいいから女子にも人気があるんだよ。知らなかった?」
「ほかじゃだめなんだ・・僕には真夏くんしか見えない。ああ。あの頃は楽しかったな・・真夏くんの帰る姿をみかけて思い切って後をつけたあの日。きみは全然尾行に気がつかなくて、僕はまんまときみの自宅にたどりついた。きみの住む家、家族・・感激に打ち震えたよ・・。あの頃のきみはまだそんなに色気もなくて。」
「・・・黙って聞いてたら。なんてことを告るんだ立秋!」
真夏がかんかんですよ!
「ぼっちゃーん。ますます嫌われますよ。」
冬至も呆れています。
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