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2006.05.30 真夏と立秋 6
「陸奥くんは変態だったんだ!」パンダが驚いています。
「変態とは失敬な!いいかい大熊くん。真夏くんはね、僕が最初に見つけたんだよ。この可愛さに気づいたのは僕が先。」
冬至がもうお手上げ、のポーズをとりました。
「・・立秋、ごめんなさい。」
真夏が頭を深々と下げました・・。
「まままま真夏くん?」
「ごめん。俺は立秋とは付き合えない。」
真夏がきっぱりと伝えたことで、もう諦めるしかない。そう悟りました。
「だから・・誰かいいひとを紹介したいんだ。どうかな?」
そんなことを真夏が言っては酷でしょう。
冬至が真夏を引張りました、そして口元を押さえます。
「真夏ちゃん。いい子だから黙っていてね。お願い。」

立秋は遠い空を眺めています。相当傷ついています。
パンダと真夏がその場で座って立秋をみています。
「ぼっちゃん。俺、真夏ちゃんといつまでも一緒にいたいんです。」
「・・わかってるよ。冬至の気持ちは。」
立秋はちいさな声で言いました。
「真夏くんが冬至のことをどう思っているのか聞きたかったんだ。それだけだよ。」
「・・ぼっちゃん?それであんなに?駄々こねたみたいに・・。」
冬至が驚いて聞きました。
「冬至の不安そうな顔みたくないからな。おまえはいつも自信満々でいてくれなければ。真夏くんのために・・。」
一芝居うった。と言うことなのですね・・。
冬至は立秋に、深々とお辞儀をしました。
「ぼっちゃん・。すみません。気を使わせました。」
「冬至のためだけじゃないからやめてくれよ。聞きたかったんだから、それだけだ・。」

「なにを話してるんだろう。なんで頭下げてるんだ冬至は。」
知らない真夏は不思議そう。
「真夏くん。おなかすかない?なにか食べに行こうよ。」
パンダも退屈そうです。
「冬至のケーキが食べたいから待ってる。」
「じゃあ。俺も待つよ。」
頬づえついて、冬至を待つふたりです。
やがて真夏の元に歩いてきた冬至は、ぎゅうううっと座ったままの真夏を抱きしめました。「俺は幸せものだ。真夏ちゃん。」
「どうしたの冬至は?」
パンダもわかりません。
「ずっと一緒にいてね。」
冬至の言葉に、真夏はどきどきしました。
「お返事は?」
冬至が真夏の耳にささやきます。
「・・うん。」
くすぐったい感じ。でも冬至の嬉しそうな声に安心しました。

「陸奥くん。なんだかかっこいいよ?」パンダが声をかけました。
「なにかいったんでしょ、冬至くんに。」
「いやあ。真夏くんが言ったのさ。僕は当て馬で十分だ。」
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