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「やめて、こないで!」
 誰も手付かずの荒れた山道を走って逃げていく女子高生の後ろ姿が見える。
「やだ、誰か、誰か助けて!」
 カメラは容赦なく女子高生を追いまわしているので画面がよくぶれる。
枯葉を踏みながら山道の奥へと逃げる女子高生は、途中でカバンを落としてしまった。
女子高生はそれを拾おうとして振り返り、とうとう太い腕が彼女をとらえた。
「いやーー!」
 細い手首が樹木に打ち付けられ、乱れた髪を男の手が強引にかきあげる。
恐怖におののいた女子高生の顔のアップに、もう観ていられないと理仁は顔を背けた。

「皆藤ー。付き合いが悪いな」
 部屋に遊びに来ていた友人が口を尖らすが、理仁は席を立った。
「この動画は一番人気なんだぞ」
「おまえだけ観ていろよ」
 こう話している間も女子高生の悲鳴や嗚咽がかすかに聞こえてくる。
「なんか胸が痛くなる」
「皆藤はJKに興味がないのか。年上好きだったのか?」
「…そうかな」
 理仁は自分でもよくわからない感情を持て余していた。


 
 今朝方、崇に抱かれたことを今でも鮮明に覚えていた。
対面座位でセックスをしたのは初めてだし、なんといっても同性相手も初めての経験だった。
しかも「セックスから始まる愛もある」などと言われてしまい、崇を強く意識した。
 思わず自分のお尻を触ってなにかを確かめる理仁を見た友人は「やけにがに股だ」とつぶやいた。
「何かが挟まっているような感じがするんだ。変かな」
「変だろう?おまえはがに股で歩くような奴じゃなかったぞ」
 友人は動画サイトをぼんやり観ながら「バイト、辞めたんだって?」と聞いてきた。
「うん、ちょっと理由ありで」
 理仁はふとこぼしたこの言葉が友人に突っ込まれなければいいがと不安を抱いた。
だが杞憂のようだった。
友人は理仁の顔を見ながら「うん」とうなづく。
「コンビニの夜勤はキツイからなー。いい判断だと思う。またいいバイトが見つかるさ」
「そうか。ありがとう」
 理仁はもういいバイトを見つけていたのだが、こればかりは友人に言えないと思った。
月収50万円。
大学生でこんな金額をはじき出すのは水商売か援助交際しか有り得ないだろう。

 理仁が黙り込むとパソコンの画面から肌をぶつけ合うようなパンパンと音が聞こえてくる。
どうやら女子高生が犯されているようだ。
悲鳴は聞こえないが画面を見なくてもどういう状態かは見当がつく。
「これもやらせっぽいなー」
「そうなのか?」
 理仁が聞くと友人は「こんな動画はごまんとあるからね」と冷静になっていた。
「このJKも幾らかもらってセックスさせているんだよ。そうじゃなきゃ、これは犯罪だ」
「そうだな…」
 理仁は自分のしていることが見抜かれたような気がした。
「幾らぐらいもらうんだろう?」
 慌てて友人に尋ねてみるが、友人はそんなことには興味がなさそうだ。
「さーね。俺は10万でもやらないけどね。ま、その前に俺は男だし」
「そうだな」
 理仁は内心不安で一杯だったが、友人の答えに安堵した。


 友人が帰ったあとで理仁が携帯を確認すると崇からメールが来ていた。
『明日は15時に会いたい。センターまで来れるか?』
 15時なら講義が終ったすぐあとなので、センターまでは難しい。
理仁は『16時にしてください』と返信を打った。
崇からのメールはなかなか来なくて理仁を焦らせたが、20時頃にようやく携帯が点滅した。
『16時から会議なので明日は諦めよう』
 このメールに理仁は一抹の寂しさを覚えた。
自分を見るために毎日コンビニに通ってくれた男の判断とは、とても思えなかったのだ。

「1回したら、おしまいなのか」
 小首を傾げながら携帯を眺めて理仁はつぶやく。
1回で50万なら美味しい愛人だが、お金をもらった以上はその分奉仕するべきだと理仁は思った。
元々、責任感の強い子だからだろう。
「15時から1時間は空いているわけだ…」
 理仁は大学から崇のいるセンターまでの距離を確認してみるが、やはり遠すぎた。
5分や10分でたどり着ける距離ではない。
JRに乗って25分といったところか。
「俺は愛人なんだよな」
 理仁は唇に指を当てて、しばらく考え込んだ。
「求められたら、行くべきだろうな」
 それに自分を好きだと言う相手なら応えなければならない。
理仁は講義を1つさぼってJRで移動することに決めた。

7話に続きます




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