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 茶色い髪の女子高生がブラウスをはだけられ、胸の谷間も眩しいピンクのブラを押し上げられた。
そこに彼女を羽交い絞めにした男の手が伸びる。
「ちゃんと撮れよー、上原煌(うえはら こう)。業者に高く売りつけるんだから」
「わかったよ」
 煌はビデオカメラを持ちながら、うんざりしていた。
女子高生は逃げようと暴れてスカートをめくられ、下着をあらわにした。

「止めて!いや!」
 女子高生は抵抗を試みて体を反転させるが男2人に捕らわれていては逃げようがない。
ふと、まるで救いを求めるかのように、女子高生は煌を見た。

「無理」

 煌はビデオカメラを投げて仲間にぶつけ、「はあ」とため息をついた。
「いてえな。なんだよ!上原、おまえはカメラ係なんだから今更放棄するな」
「もう止めろよ。見ていられない!」
 そう叫ぶと女子高生の側に行き、乱れた服を直して「ごめん」と謝った。
女子高生は指先を震わせながら目を丸くして煌を見上げた。
「本当に、ごめん」

 煌はこのゲームに参加したことを悔やんだ。
『女子高生の動画は高く売れるからさー。上原も1つ乗らないか?』
 そう誘われたのはつい2時間前だ。
部活を終えた仲間同士でそんな話が盛り上がり、煌は冗談だと思ってうなづいていた。
 しかし仲間は本気だった。
同じ高校の女子を1人見つけて囲むと、強引に彼女の家に上がりこみセックスに持ち込んだのだ。
 煌は「マジでヤバイから止めろ」と言ったが、ビデオカメラを渡されて「撮れよ」とすごまれた。
「ここにいるってことはおまえも犯罪の仲間だ」
「金が欲しくないのか?」
 雰囲気に圧倒された煌はビデオカメラを持ったが、耐えられたのはものの数分だった。
淫猥な光景に吐き気を覚えてビデオカメラを投げると煌は彼女の家を出た。
背中に仲間の「なんだよ、あいつ!」と怒る声が矢のように刺さりそうだったが、煌は逃げた。
とんでもないことに巻き込まれた、そうとしか考えられなかった。

 翌朝、煌が仲間を避けていつもより早めに登校すると、花壇に人がいた。
朝早くから花壇の手入れ?と不思議そうに眺めると、同じクラスの谷村匠(たにむら なる)だった。
匠は男なのに花を育てる園芸係を自らかって出て、校内の植物の世話をしているのだ。
「おはよー谷村。朝から大変だな」
「あ、おはよう、上原くん」
 匠は軍手をはめたまま手を振った。
初夏の風は涼しげだ、しかし匠は額に汗をかいていた。
白い肌が焼けてしまうのではないかと危惧するほど、日差しは眩しいのだ。
「何時間くらいやっているんだ?」
 煌がハンカチを差し出しながら聞いた。
すると匠は「タオルがあるから」と断った。
「朝の6時に来て、まだ…1時間半ってところかな?」
「頑張っているなあ」
 煌が思わず笑顔になると匠がはにかんだ。
「たいしたことはないよ。僕は植物が好きだし。上原くんみたいに部活で駆け回る体力はないけどね」
「あはは。細いもんなー、谷村は。まるで女の子…」
 そういい掛けて煌は吐き気を覚えた。
急に昨日の女子高生の姿を思い出してしまったのだ。
「うっ」
 ハンカチで口を抑えて駆け出した煌を、目を丸くして匠は見ていた。

 ようやくトイレに駆け込み、うがいをして少しは落ち着いたが今度は冷や汗をかいていた。
昨日の件が余程煌にダメージを与えていたらしい。
ハンカチで口を覆うと、鏡に映る自分が情けなく思えた。
 昨日のことはなしにならないだろうか。
そんなことを願っても、記憶は消えない。
 そしてあの女子高生がどこのクラスかもわからない。
もしも出会ってしまったらどうすべきかと、煌は罪悪感に襲われていた。

「大丈夫?」
 穏やかな声がして煌が顔を上げると匠が立っていた。
「背中、さすってあげるよ」
 匠は軍手を外して煌の背中をやさしくさすった。
「悪い、ありがとう」
 煌がお礼を言うと「よそよそしいね」と匠が笑う。
「同じクラスじゃないか。それに困ったときはお互い様だろう?」
「ああ、たしかに」
 煌と匠は同じクラスだが、特別親しいわけではなかった。
煌はバスケ部、匠は植物係を優先して部活には参加していない。
接点は同じクラスと言うことだけで、あまり会話をしたことがない。
 しかし今朝は珍しく煌が声をかけた。
それは朝日を浴びながら1人でもくもくと花壇の手入れをしている姿が清清しかったからだ。
匠は黒髪のミディアムヘアーで、今朝は後ろ髪を紐で縛っていた。
そのせいかいつもより目が大きく見え、うっかり頬についた砂が煌には新鮮に映った。
「結構、可愛い顔をしていたんだな」
「は?僕が?」
 匠が驚いて自分を指しながら煌に聞く。
「谷村以外に誰がここにいるんだよ」
「そうか。ありがとう」
「え。おまえ、可愛いって言われて嬉しいの?」
「不細工って言われるよりマシ」
 匠が笑いながら言うので、煌もつられた。
「元々、不細工じゃないよ」
 煌は匠にそう言いながら、嫌な気分が浄化されたのを感じた。
まるで暗く閉ざされたような心が、匠と話すことで光を見つけ、気が楽になったのだ。
「なあ、谷村」
「なに?」
 匠は軍手をはめながら視線を合わせてきた。
煌は匠より10センチも背が高いのだ、おかげで匠は見上げる羽目になる。
「匠って呼んでもいいか?」
「は。そんなこと本人の許可なしでいいだろうに」
 匠は吹き出しながら「真面目だなあ」と煌を誉める。
「どうとでも呼んで。じゃあ、僕は花壇に戻るから」
「あ、ありがとう」
 気分がいくらか楽になった煌だが、廊下に出た匠に駆け寄る女子の姿を見て声を失った。
同時にまた冷や汗を感じる。
「匠くーん。花壇、手伝うね」
「ありがとう、じゃあ行こうか」
 匠と親しそうなその女子は、昨日仲間が襲った子だったのだ。

2話に続きます




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