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2009.05.22 RUSH・7
「どこに行っていたんですかー?せっかくJKのハメ動画を見つけたのに」
 櫂と蓮音が会社に戻ると、なんと蓮音の席に後輩が座っていた。
しかも堂々とエロ動画を見たと言っている。
「凄かったんですよ、ブラジャーからはみ出る巨乳が!」
「…部長に聞かれたら首が飛ぶぞ。それに僕はそんな動画を見たくないし聞きたくもない」
 蓮音が穏やかな口調で注意をするが、後輩は頬を膨らませた。
「JKのハメ動画は貴重なんです」
「おまえの言っている事はさっぱりわからない!部署に戻れ!」
 櫂が怒鳴ったので後輩は顔をひきつらせて席を立ち、階段を駆け上がって行った。

「…蓮音のパソコンで見た・って言うことか。本当に迷惑な奴だな」
 櫂が蓮音のパソコンを操作すると、画面にJKの乱れた姿が映し出された。
後輩が言うようにぐいと上げられたブラジャーから巨乳が飛び出しているが、撮影されているとは知らないのだろう。
喘ぐこともなく、表情はなにをされても変わらない。
しかも体つきからしてどうやら相手は中年の男らしい、これは援助交際だろう。

「こんな画像が出回る世の中なんだなー」
 櫂が呆れて画面を消した。
そして仕事用の画面に切り替える。
「あいつ、こんなものばかり見ていたら痴漢でもしないか?なんか心配だな」
「そうだねー…」
 蓮音は同意しながらも、今朝抱き締められたことを思い出した。
そしてわざわざ自分の席に座っていた事実が恐ろしく、蓮音はまた鳥肌が立つ。
なにを考えながらここに座っていたのだろう。
 側にいる櫂に相談しようかと思ったが、騒がれそうなので止めた。
自分の身は自分で守るしかないと蓮音は感じ、後輩とは距離を置こうと考えた。

 だがしかし、仕事場なので後輩と会う確率は高かった。
仕事開始のチャイムが鳴ると、さっそく後輩が階段を下りてくる。
「足音でわかるなあ」
 櫂がつぶやくと同時に後輩が蓮音の元に駆け込んできた。
「これをお願いします!」
「また急ぎかー?あれっ?これは納期が2週間ある…。やればできるじゃないか!」
 蓮音は素直に喜び「これなら間に合わせられる。工場に手配しておくよ」
「ありがとうございます!あと、これも!」
「まだあるのか。…はあ?」
 2枚目はメモ紙で『今晩空いていませんか』とだけ書かれてある。
「これはいただけない。無理だよ」
「えー!急だからですか?」
 蓮音が珍しく断るのを聞いて、櫂がそのメモ紙を取り上げた。
「あ」
 蓮音が遮る前に櫂は目をとおしてしまう。
「…おまえは仕事中になにを考えているんだ?部署に戻れ!」
「うわ、は・はい!」
 後輩が逃げていくのを見ながら、蓮音が「そんなに怒鳴らなくても」とぼやく。
「僕は断ったんだから」
 しかし櫂は腕を組んだまま怒りがおさまらない様子だ。
「俺がいないと変な虫がつきそうだ。まったくあいつはー。パソコンを取り上げたほうがいいんじゃないのか!」
「無理なことを…」
 蓮音は櫂に「仕事だよ」と言って肩を叩いた。
「あいつのことは部長に任せたらいい。部署が違うんだから」
「蓮音は楽観しすぎじゃないか?」
「そうかな」
 櫂が明らかに疑いの目つきだが、蓮音は知らん顔で注文書をFAKし始めた。

「私語は慎めよ、植田くん」
 部長に注意をされて「すみません」と素直に謝る櫂を見て、蓮音は吹き出した。
自己中心的な考え方や行動をとる櫂だが、素直なところがあって憎めないのだ。
それにこの容姿だ。
見てくれもよくて性格もまあ、許せる範囲のわがままだから蓮音は惹かれたのかもしれない。
「雰囲気を変えましょう。お茶でも入れましょうか?」
 話しかけてくる女性社員に「じゃあ、お願いします」と蓮音は笑顔で頭を下げた。

 
 昼を過ぎると工場から納期の再確認や、仕上がったものの連絡が入るので商品部はいよいよ忙しくなる。
 櫂も蓮音も電話を受けたりメールを送ったりで、定時の17時までに終らせようと必死に業務に打ち込んだ。
「大貫くん、きみの電話の最中にメーカーから『折り返し電話が欲しい』と言ってきたぞ」
「あ、部長、すみません。すぐにかけます!」
「それから植田くん、明日も引き取りしてほしいと営業部から内線があったぞ」
「ええ?すぐに断ります!そんな毎日出かけられませんよ!」
 櫂が商品の資料を片付けながら反論すると、部長が頭を抱えた。
「きみは本当にわがままだなー」
「違います。正当な対応ですよ。引き取りは営業部が行けばいいんです」
 そんなことを討論しても答えはすぐに出ない。
しかも明日の話なら、時間がない。

「僕が行きますよ」
 蓮音が手をあげると部長が安堵した表情だ。
「でも部長。近日中に営業部と話し合ってください。僕たちも閑ではないので」
「わかった、大貫くん。きみがそこまで言うなら私が解決しよう」
 部長はご機嫌になり、自らメールの確認を始めた。
「…大貫くん。おかしなメールが来ているがわかるかい?」
「え?」
 蓮音がパソコンを覗くとエロサイトからのメールが30件も届いていた。
「誰かが変なサイトを見たんだな。そうでなければおかしい」
 後輩の悪行を蓮音が話すと部長はすぐに階段を駆け上がって行った。

「お年なんだから無茶はしないといいけど」
 蓮音がつぶやくと櫂は「へーき」と笑っている。
「たまには運動させないと。あ、それよりも蓮音、今日もいいよね?」
 お誘いだなと蓮音は理解した。
「いいよ。早く仕事を片付けよう」
 そう言いながら蓮音は耳まで熱くなった。

8話に続きます



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