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2009.06.06 室内の湿度・7
 精で濡れた麻人の茎はまだ余力を残しているらしく、体を重ねると杏樹の下半身を突く。
「嫌だ、こんなのは嫌だ…」
 その固い茎は膝を立てた杏樹の柔らかい内腿を刺激するように突いて、秘部の周りをうろうろする。
「今更拒んだって無駄」
 杏樹は麻人に襟首をつかまれてシャツのボタンを下から外されていく。
「嫌だ!止めろ!」
 杏樹が叫んでも、拳で背中を殴っても麻人は動じずに杏樹のおへそを舐めた。
その感覚に背筋がぞくりとしながら杏樹は腰が引けてしまう。
「止めろ…」
 しかし麻人は杏樹の体を舐め上げて、いよいよ胸に到達すると撫でるように揉み始める。
「いやだー!」


 

息が苦しくなり、杏樹が顔を上げるとバスタブに張ったお湯から湯気が上がっていた。
「嫌な夢…」
 つい口から出たがそれは夢ではなく、現実に起きたことだと杏樹自身はよくわかっている。
 杏樹は目が覚めるようにとバスタブから両手でお湯をすくって顔を洗った。
熱いお湯は悪夢の後で動悸の激しい杏樹には少々辛いものだった。
目が覚めるどころか心臓の鼓動が高まるばかりだ。
 お風呂には入りたいのだが、落ち着いてからにしようと杏樹がバスタブの縁につかまっていると、
ドアをノックする音が聞こえてきた。
 どうせ何かの勧誘だ、杏樹が無視を決め込んでいると携帯が鳴った。

「…はい」
『杏樹さん、杉本です』
「えっ」
 
 杏樹は玄関に行き、ドアを開けようと思ったが半裸の自分に気付いて「ちょっと待って」と慌てた。
急いで下着とスラックスを履くと、息が上がってくる。
まだお風呂に入っていないのにのぼせたような感覚だ。
 麻人に気力を全部持っていかれた杏樹は、足元もおぼつかないまま玄関に行き、前髪をかきあげながらドアを開けた。

「…大丈夫ですか?」
 開口一番に凱が目を丸くしながらぼやいた。
杏樹の視線が泳いでいたからだろう。
「なにがあったんですか?顔色が悪すぎます」
「いや、あの…」
 杏樹が言葉につまると「あがってもいいですか?」と凱が頭を下げながら言う。
「いいけど、散らかっているから」
「構いません」
 凱はスニーカーを脱いで「お邪魔します」と礼儀正しく挨拶をした。
杏樹はその姿に育ちのよさを感じ取った。
学生とはいえ働いているから常識も兼ね備えているのだろう、杏樹は凱のことが少し知れて嬉しくなった。
 
 とはいえ部屋は散らかったままだ。
とても人に見せられたものではない。
 杏樹はよろよろと歩きながら脱ぎ捨てたシャツを拾おうとしたが、先に凱が拾い上げた。
「杉本くん…」
「洗濯機はどこですか?」
「あ、バスルームの中…」
 凱は他にも落ちていた靴下も拾い、洗濯機に入れるとすぐに稼動させた。
「この水蒸気、お風呂に入ろうとしていたんですか」
「あ、うん」
「でも見るからにその体調では毒ですよ?」
「汚れているんだ、だから」
 杏樹はシャツの裾を握り締めた。
これ以上自分の失態を見られたくない気持ちが強い。

「それなら俺が背中を流します」
「ええっ?」
 
 驚く杏樹をよそに凱は着ていたシャツの袖をまくり上げると、ジーンズもロールアップした。
「あなた1人で入ったら、のぼせてしまいますから」
 杏樹は『あなた』と呼ばれたことに妙に意識してしまう。
「あ、あのさ」
 しかしなんと言ったらいいのだろうか。
体を見られたくないし、顔は熱くなるばかりで凱の顔をまともに見られない。
「大丈夫ですよ。同じ男だし。それにあなたの裸は前に1度見ていますから」
「あ」
 万引きを疑われて店長の前で下着まで脱いだことを思い出し、ますます顔が熱くなる。
「ごめんなさい、嫌なことを思い出させました」
「いいんだ、事実だし」
 しかし杏樹はシャツが脱げない。
麻人につけられた赤い跡を見られたくないのだ。
とんだ遊び人だと凱に思われたくない、その一心で自分を抱き締めるように腕を交差させて脱ぐのを拒んだ。

「杏樹さん。首が赤いです」
「はっ!」
 杏樹が首元を押さえると、その隙に凱がシャツを脱がせにかかった。
「杉本くん、困る!」
「なにがあったか見当がつきます。あなたは魅力的なうえに隙がある」
 凱は杏樹のシャツを広げ、赤い跡を見てしまった。
「…見ないで欲しい」
 項垂れる杏樹に「俺が消します」とはっきりとした口調が聞こえた。
 本来なら呆れられても仕方が無い状態なのに、凱は態度を変えることなく杏樹に声をかける。
それが杏樹には意外だった、凱に嫌われると思っていたのだ。
 しかし凱は杏樹の乱れた髪を撫でて「大丈夫ですよ、俺がいますから」と杏樹の顔を覗き込んで言う。

 杏樹が意を決して股間を隠しながらスラックスを下着ごと脱ぐと、凱がバスルームの扉を開けた。
一気に水蒸気が流れてきて凱が片手でそれを払う。
「杏樹さん、早く」
 凱に呼ばれてバスルームに入り丸椅子に座ると、凱が体にシャワーをかけてくれた。
「髪もいいですよね?」
「う、うん」
 杏樹はおとなしく凱にされるままになっていた。
やたらと緊張したが、凱がシャンプーを泡立てて髪を洗い始めたとき、この気持ちよさに目を閉じた。
「上手だね」
「そうですか?」
 凱の穏やかな声に、杏樹はきっと凱は微笑んでいるんだろうと想像した。
じきに「流しますよー」と声がして、泡立った髪を洗い流された。
そして凱がスポンジにボディソープをつけたとき、さすがに杏樹はためらった。
「自分でやるよ」
「いいですって。ちゃんと綺麗にしてあげますから」
 言いながら凱は股間を隠していたタオルを取り上げた。
「わ!」 
 杏樹は慌てて股間を両手で隠すが、凱に「こら」と鼻先をちょんと突かれた。
「恥かしがらないでください。洗うんだから、しょうがないでしょう」
「それはそうだけど…」
 凱は杏樹の動揺を知りつつ、全身を洗い始めた。
その優しい手の動きに、だんだんと杏樹の緊張はほぐれてきた。
しかし股間に手が伸びると杏樹は「自分でやる」と凱を見上げた。
「ここだけは触られたくないんだ、ごめん」
「わかりました」
 凱にスポンジを渡されて自分で股間を洗うと、意識しているせいか茎が起き上がり始めてしまう。
「わ、杉本くん、外に出ていて!」
「どうしてですか?」
「何も聞かないで、お願いだから」
「…はい」
 
 凱は出て行こうと泡だらけの手をシャワーで流したが、その飛沫が杏樹の股間に飛び、杏樹の状態が見えてしまった。
「あのう…1人でやれますか?」
「聞くな、恥かしい!」
 杏樹は羞恥心で頭がどうにかなりそうだ。
「やっぱり俺がやりますよ」
「はあっ?」
 言うが早いか凱はスポンジを取り上げて杏樹の股間をそっと泡立てた。
そして敏感な内腿にも手を伸ばし「お尻を向けてください」とまで言う。
「恥かしいよ!」
「でも洗わないと」
 凱が杏樹をゆっくりと立たせてお尻を洗い始めた。
その感触に杏樹はぞくぞくとする。
「じゃあ、流しますから。そうしたら処理しましょうか」
「処理?」
「杏樹さんの茎。俺が触ったら勃起しちゃいましたから」

8話に続きます
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