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2009.07.15 視界良好・20
 涼真は相手が女の子なら、自分のペースに巻き込んでセックスができるのにと思う。
朝から恋焦がれて、ようやく会えたのに自分の体を求めない唯斗に不信感が湧いてしまうのだ。
本当に愛されているのか、わからなくなる。
うつむいたままの涼真に「おなかすいた?」と聞く唯斗が憎らしくもある。

「今は胸焼けがして、食欲がありません」
「ふーん。昼にトンカツを食べたから?」
「えっ!どうして知っているんですか!」
 涼真は驚いて顔を上げた。
「俺は出入りの業者だよ?納品ついでに学食を覗いたら、おまえがいて」
 唯斗はその光景を思い出したようで吹き出した。
「この暑い日にトンカツを食べていたからさ、笑えた」
 そして目に涙を浮かべて大笑いをするので、涼真はなんだか恥かしくなる。
「なかなかガッツがあるんだなーと思った。さすが、若いね」
「…唯斗さんだって若いじゃないですか!」
「俺は無理。こんな日は冷麦で十分」
 
 唯斗は目元を指で拭きながらキッチンに向かい、冷蔵庫から缶ビールを取り出した。
「飲む?」
「いえ、苦手なんです」
「あ、そ」
「…ひゃっ?」
 なんと涼真の頬に唯斗が缶ビールを押し付けたのだ。
「冷たくて気持ちいいでしょ」
「びっくりしました!唯斗さんって子供の頃からいじめっ子だったんでしょう!」
「いじめていないよ?」
「絶対、嘘だ…」
 
 ひんやりする頬を抑えながら、涼真は唯斗を見上げた。
セックスができなくてもいい、こうして側にいられるだけでも十分だと思えたのだ。
 唯斗との距離は近い。
お互いが意識していないからなのか、出会った頃のような違和感を覚えない。
むしろもっと近づきたいくらいだ。

「近くにいるのに拒まないねー」
 涼真は自分の気持ちを読まれた気がした。

「ようやく俺に懐いたか」
「そんな言い方がありますか!僕は犬や猫ではありません」
「わかっているよー。俺のことが好きだって。俺もそうだけどねー」
 涼真の胸の鼓動が高鳴った。
「今日はデートしようか?」
「外に行くんですか?僕は暑いから出たくないです」
 涼真はこの鼓動が悟られないように唯斗から顔を背けるが「もう涼しいんじゃない?」と唯斗が迫る。
「陽が落ちたし、風も出ているからさ」
「ここにいたいです」
 涼真としては2人で出歩くのが恥かしいのだ。
先日のように、また知らない女性が唯斗を見て振り向く姿を見るのかと思うと、
つりあわないと言われているようで居心地の悪さを覚えるからだ。

「んー。じゃあ、どうしたい?」
「言わせるんですか」
 わかりきったことを尋ねられて、涼真は頬を赤く染める。
知らぬうちに汗をかいていたようで、じんわりとシャツが肌に貼りつく感触もする。

「ふふ。凄く可愛いなー」
 唯斗は涼真を急に抱きしめると、その頬を突いた。
「俺に溺れさせようかなーと思ったけど、俺のほうがはまったみたい」
「ええっ?」
 そんな風には見えないのだが、と涼真は目を見開いた。

「体がうずくんでしょ?」
「は、はい」

「正直だねー。そこも可愛いけどさ」
 唯斗は腕時計を見て「結構、我慢できたね」と涼真を誉めた。
「俺はセックスだけが目的じゃないからさ。涼真を連れて歩きたいし、遊びにも行きたい」
「僕の背が伸びてからにしてください」
「へえ?どうして」
「他人に比べられるみたいで嫌なんです」
 涼真は胸のうちを話したが、唯とは「そんなこと関係ないんじゃない?」と言う。
「たしかに背の高さが違うけどさ、それで萎縮することはないでしょう」
 
 唯斗は軽々と涼真を抱き上げるとソファーに座らせた。
「不服そうな顔をしない」
「だって、唯斗さん」
「俺は涼真が好きだから。それでいいじゃない?」
 そして唯斗は涼真のシャツをまくり上げると「擦れて痛くなかった?」と聞く。
「なにが…ですか」
「これ」
 唯斗は起き上がった乳首をつまんだ。
と同時に涼真が「あっ」と呻いて体を反らす。
「やだやだ、なんか痛いし、それなのに気持ちいいなんて!」
「涼真。そのまま座っていろよ?」
 唯斗は膝をつき、涼真の股を割ると自分の体を入れて再び胸元に手を伸ばす。
「アッ、やっ、やだ!」
「嫌じゃないでしょ。じっとしていなよ」
 そして唯斗は涼真の乳首を舌で舐め、口にふくむと吸った。
「ああっ!」
 涼真は体を震わせているが、無意識に胸を張っていた。
唯斗の愛撫に慣れてきた証拠だろう、自分がどう動いたら気持ちがよくなるのか知りつつある。
胸を張るのは『もっと』の意味があった。
「いやらしい体になってきたなー」
 唯斗は涼真の腰に手を這わせて、そのままジーンズを片手で下ろしてしまう。
そしてあらわになった腰を撫でると手をまわして尻を撫でる。
 その手の冷たさに涼真はぞくりとしながらも唯斗にいいようにさせていた。
「腰がくびれてきた。なーんかいい感じ」
 涼真の息はすでに上がっていた。
荒い呼吸をしながら唯斗に体をゆだねると、一瞬のけぞった。
唯斗が秘部に指を入れたからだ。
「唯斗さん、唯斗さん!」
「指じゃ嫌って感じなのかな?随分と俺に慣れたなー。そこもいいんだけど」
 唯斗は不敵な笑みを浮かべながら片手で股間を、そしてもう片方で秘部に指を入れてかき回す。

「涼真、声を出していいんだよ?」
「唯斗さんっ…」
 前と後ろを同時に攻められて、涼真は感じてしまい唾液が溢れてくる。
それを飲み込むと唯斗が微笑んだ。
「俺が触るとすぐに勃起するんだねー」
 余裕のある唯斗の表情に、涼真は恥かしくなり股間を抑えようとする。

「こんな姿を見ると止まらないな」
 唯斗は小声でつぶやいた。
「もう我慢しなくていいよ。俺がしてあげる」
 そして涼真のジーンズはかかとまで下ろされてしまった。

21話に続きます
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