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「17になったら許すって言ったよな。糺は先月、17になった。なのに、焦らす理由があるのか?」
大翔が凄むので仰天した。
確かに大翔の15才の誕生日に「キスとか色々したい」と言われて、とち狂ったと引きながら、そう返事をした覚えがある。
そんな話は冗談で、本気にされるとは思わなかった。
思春期の暴走だ、どう切り抜けよう?

「おい、あれは冗談で」
「は?」
大翔が眉間に皺を寄せて俺の顎を指で撫でる。
「どれだけ待たせてんだって話だよ。糺が冗談のつもりでも、オレは本気だ。おまえみたいな美人の側にいたら、彼女なんて出来ないよ。絶対比べるからな、おまえと」
「ちょっと、大翔。落ち着けよ」
「声、だすな。おばさんがまだ下にいる」
壁ドンならぬドアドンしたくせに乱暴だ。こうなると手が付けられないな。
「大翔、話がしたいって言ったよな」
胸倉を掴んでキスして口を封じた。そのはずが唾液を吸われるし舌が絡みつくし、挙句に腰に手を回され、尻をぐいと揉みしだかれた。
やばい。
これ、本気のやつだ。
「……糺、部屋に入れろよ。堪えきれない」
それはさっきから擦られている股間で分かってる。硬いのが当たってる。
どうして俺で起つんだ、発情期か?
「分かるだろ、なあ」と耳を舐めてくる。ぞくぞくした。
「母さんがいるから無茶するな」
これ以上触られてたまるか、いくら何でもおかしいだろう。
「おばさんなら、さっき『30分後には職場仲間と飲みに行く』って話してたぞ。もう、そろそろいないんじゃない?」
げっ。
こいつ油断ならない、用意周到だ。
「いつまで引き戸に張り付いてんだよ。開け方くらい子供でも知ってる、だけど糺の部屋だから、自分で開けろって言ってんの」
容易く片足を持ち上げられて、脇に抱えると腿を撫で上げられた。
それ、反則だ。触られると弱いんだ。
「糺の事なら何でも分かる。なんせ、幼馴染だからな、色んなところ触ってきたもん。それに、おまえを慕う後輩も邪魔だから封じてやったし」
幼い頃にじゃれたのは別の意味だ、親しくなりたいだけだ、今は違うだろ。

あ、振られたの、大翔の暗躍?
怖すぎる。

「それとも、ここでいい? もしも、おばさんいたら気まずくない?」
「大翔、頼むから冷静に、」と言うのに肩に担ぎあげられた。
「糺よりオレのほうが身長あるんだよね。部屋は引き戸だし、鍵ついてないでしょ。いつまでもぐずるなら開けるからな」
ガターンと引き戸を開けられて勝手知ったる態度で照明をつけられた。
「さすが。綺麗に片づけてる」
「おまえなあ、下ろせよ」
「暴れたって無駄だ。おまえが強いのは知ってるけど全部オレの仕込みだからな。勝てると思うなよ」
確かに蹴る・殴るの防御格闘術は大翔から教わった。
『おまえは周りを見ないから、隙がある。身を守る術が必要だ』って言うから、鍛えてくれたと思いきや。程々で抑えていたのか。抵抗されないように。
「大翔!」
「ベッド借りるよ」と放り出された。
自分が安眠するための道具が、今から蹂躙される圧を和らげるクッションになるとは。
「糺、制服脱がなくていいの? 皺になるぞ」
圧し掛かられてベッドが悲鳴を上げる。
「脱がしたいけど、明日も学校あるしな」
「おまえが圧し掛からなければ皺にならないだろ、止せよ」
「限界」
大翔が唇を吸い、胸元をまさぐる。そのままジャケットを開襟されてシャツを乱される。
呼吸が苦しい、一気に体温が上がる。
欲情している大翔の顔を見ていられなくて目を閉じたら「その苦悶する顔つき、そそるんだけど」と逆効果。
「大翔、おまえ、ほんとにッ」
乳首を嬲られ、シャツと擦れて痛い。股間がキツくなってきた。
ポイントを抑えられてる気がする。
身をよじるとボトムを脱がされた。
「この内腹斜筋も綺麗だ、余分な肉が付いていないから滑らか。子供の頃より際立つな」
「もう、触るな」
「ここまでしてるのに抗うとか、おかしいぞ?」
おまえだ、おかしいのは。
「いい匂いがする。そそられる」
茂みに鼻の頭を突っ込んでる、正気じゃない。
「嗅ぐな!」
頭を叩いても怯まない。

「それにしても、糺の茎が大きいのは意外だな。昔はもっと小さくて触れただけで精通したのに」
「おまえ、恥ずかしい事言うなよ、あれは」
「真冬のこたつの中で悪戯したら精通したもんな。瞬間に立ち会ったの、オレだからな」
すごく恥ずかしい。
確かに、7才くらいの頃に、大翔に引っ張られて熱くなって初めて出したんだ。あの後、掃除が大変だったし、羞恥心が半端じゃなかった。子供心に傷ついた。
「ああ、予想外に大きい茎だな。自慰とかする?」
「するだろう、普通に」
攻めるな、本当に。
「ふうん。誰を思い浮かべたり?」
あ、やばい。
「どこの誰?」
「言わない」
「そんな態度なら手加減しない。右手より、いいはず」と、茎をぐいと握られた。
「ぐっ!」
「もうのけ反るの。自慰してないだろ、それともオレの手の感覚が好みとか」
手加減せずに握るからだ、こいつ、もう。
「まだ萎えてるな、これは時間がかかる」と大翔が口にくわえた。
「いっ! 大翔、止めろって」
「何で?」と茎を舐め上げては、ちゅっと音を立てて吸う。見ていて、はらはらする、感じている自分が空恐ろしい。
「んー!」
大翔がくわえて吸い始めたので、全部持っていかれそうな感覚がした。
膨張しているのも自覚する、やられた。
「糺、出せよ」
唾液だらけの唇が怪しい。
「おまえ、ほんと、」
「知ってるよ、お尻に小さなほくろがあるだろ。あれ、大きくなってたら癌の疑いがあるメラノーマだからな、オレが確認してやる。大きかったらオレのバイト代ぶち込んで削ってつるつるの綺麗な肌にしてやるから」
何だって?
「傷1つ残さないから安心しろ」
「やめ、」
ぐいぐいと容赦なく手で扱かれて先走った。
「へえ。薄いな。誰かと何かした?」
こいつ、本気か?
「してないよ、おまえ、怖いよ」
「怖くない。可愛がるだけだ」
俺の液が付いた指で髪を撫でられた。張り付く感じがまるで蜘蛛に捕らわれた蝶々のよう。もう貪られるしかないのか。
「……大翔。まだ間に合うから。俺、好きな人としかしない。こんな一方的なの傷つくんだけど」
「は? オレは何度も口説いたよな? 好きだ、好きだって」
「子供の頃のそれを持ち出すなよ」
「ずっと、糺しか見てない」
そう言いながら頬を撫でる。
「おまえしか、オレは抱けない。好きだから」
その目にほだされたら、もう止まらないだろう。
「今は少し違うかな」
ん?
「待たされて焦らされて、愛情が詰まり過ぎた」
は?
「えっ?」
体を反転させられてうつ伏せに組み敷かれた。「足、曲げて」と声がするけどかなりまずい。
「やってあげないと、いけないか?」
ボトムをすっかり脱がされて露わになった臀部を撫でながら、腰を持ち上げて膝を折り「もっと突き出して見せてよ、ほくろが見えない」と引き上げられた。
すごく恥ずかしい態勢で、思わず穴を手で覆い隠した。
「無駄な抵抗するなあ、何のつもり?」
「見せられるかよ、大翔。こんな恥ずかしい事させるな」
心臓の鼓動が激しい、逃げるべきだった。
「ひっ?」
隠していた手にキスされて背筋が震えた。
「よかった、誰も触ってないな。守ってきた甲斐がある」
何で満足そうなんだ。
「糺、童貞卒業したけど、こっちはお初でしょ」
何だって? あ、ぐいと広げるな!
「これは見せて貰ってなかったからな、興奮するな」
人の尻の穴を観察するな、狂ってる。
「力、抜けよ。糺」
「馬鹿か、抜けるか」
「ふーん」と気の抜けた声がして、すぐに尻や穴を舐められた。
わざと音を立てているだろ、雨音よりひわいな響きが耳を直撃して煽られる。
体がひくつく、こんな恥ずかしい事されてるのに。
大翔のやつ、舌先が上手すぎるんだ。尖らせて突くの、もう無理。
「やっとか、まあ、初めてだから仕方ないね」
ベルトを緩める音がする。
見返ると大翔が男根をぼろりと取り出していた。大きいじゃないか、ちょっと待て。
「糺、入れるから」
「やめ、」
「止めないよ」
先端を入れられただけで腰が疼く。
「あ、自分で指入れたりしてる? 何か、感じやすくない?」
こいつ、本当に。
「黙るなら、口を割らす」と、強引に突っ込んできた。
「痛い痛い! もう、大翔っ」
「あと少しだから、オレの糺、言う事聞いて」
は? オレの?
「おまえっ」
がくんと体が揺れた。
裂けるような痛みと痺れに襲われ、しかも体の芯が熱い。
「は、ん……。大翔っ、全部、入れたのか」
「何とかね。糺が中をきゅうきゅう締めてくるから、今、オレ、かなりやばい」
そんな事してないっ。
「はー。何かこれだけでトびそう。そうろうかな、そんなかな」
馬鹿なのかよ、放してくれよ。
「すごく温かいな、糺の中」
やめてくれ!
「でも、突かないとな、オレ自身の沽券にかかわるしっ」
「あっ! ちょ、ちょっと、んっ、んん!」
肌のぶつかり合う音が騒がしい。
「やめ、やめて、ひろ」
「聞けない」
「おまえ、」
「どう動いたら、もっといい? 教えてよ」
知るか、そんなの。
「ま、適当に。いいところに来たら合図して。強めに突くから」
「や! も、ほんと、おまえっ」
大翔が容赦なく突き、その攻めに耐えるようにシーツを握りしめた。
「どこ?」
「しらないっ」
「言って」
「わかんないよっ!」
こいつを止めないと。さっきから顔をシーツで擦り続けてひりひりするし。
「それ以上したら嫌いになる!」

あ、止めた?

「嫌いでもいいよ。好きにさせる」
「え、ちょっ! ひろと・まじで・ん、んー!」
さっきより激しく突くな、もう腕が痺れてキツイ。
「やだ、や! う、ううん!」
ばたんと腕を伸ばして体の力を抜いてしまったら、ぐいと奥まで入り込まれて「んん!」と反ったが、大翔が「ぐ、」と喘いで爆ぜたらしい。
穴から何か、滲み出ている感じがして、指で触れた。同時に硬いままの大翔のそれにも触った。あまり人のそれをまじまじと見たことが無いけど、なかなか立派なものを持ってるな。こんな怪物を突っ込んだのか。衝撃だ。

「俺を好きなの、理解したけど、こんなのもう無しにして」
皺だらけのジャケットで指を拭うとで「大翔、抜いて」と呟いた。
「ごめん。オレが」
分かってくれたか。
「下手だった?」
「違う!」
大翔の胸を突き飛ばして、ようやく身を起こせた。
うわ、袖が、ぐしゃぐしゃだ。やってくれたな。
「だってさ、ようやく出来たから1人で楽しくなっちゃって」
「分かってるじゃないか。大翔1人で楽しみなら自慰でもしろよ。俺が好きになるように仕向けろよ。俺は誰の所有物でも無いからな」
これくらい言わないと通じないかな。
言いすぎな気もするけど。

「愛してる」
抱きしめられて、そう囁かれた。
「ずっと、想ってる」
酷な事を言ってしまったかな。

「箍が外れた。いい訳にしかならないけど、でも本気で糺しか見えないんだ」
その橙色の瞳に、俺は昔から弱いんだ。
ずっと俺しか映していないの、知ってたし。
「分かったよ」
そっと腕を回して抱き寄せた。
「でも、無理やりは無しだ。いいな?」
「じゃあ、次は顔を見ながらしたい! 糺のイく顔が見たい」
こいつ、本当にお盛んだな。
誰でもいいんじゃないのか?
「あのなあ、上着とか、クリーニングに出さないとまずいんだぞ? 明日1日どうしてくれるんだ、学校行けないし」
「オレの貸すから」
反省しろよエロガキ。
「少し寝ていい? 添い寝したい」
「好きにしろよ、もう」


「糺、さっき大翔くんが来てね、これ渡してって」
ああ、制服ね。
あいつ母親が帰る前に出て行ったからな。律儀じゃないか。
「それとお菓子をいただいたんだけど」
「へえ? 母さん、甘いもの好きだからよかったじゃない」
手土産かな。昨日のハンバーグのお礼か。
なんだかんだあっても、自慢できる幼馴染だな。礼儀がある。
「それがね。内祝いって熨斗がついてて。何の事かしらね」
はあ?
「ああ、あと今日からしばらく大翔くんの家に泊まるんだって? 勉強合宿?」
追い込まれてる!
「母さん、孫の顔見せられそうに無いけど多分幸せになる……かもしれない」
「糺、あなた頭大丈夫?」

レンタルお兄さんの登録を解除し忘れていて、画面を見たらご指名が10人ほどあった。
面倒くさいな、でも無視したら気の毒か。
もしも真剣に話がしたい人なら。
「うーん」
悩めるな。人の話を聞くのは無駄なだけと思っていたけど、内心を打ち明けられると揺らぐ。
自分と重ねてしまう瞬間がある。
でも、アドバイスできる程、社会経験は無い。
「おう、逢原ー」
げ。友人の頬が腫れてる。
「昨日さ、黄色い悪魔に襲われて」
ああ、大翔、おまえ本当に片づけようとしたんだな。
「レンタルお兄さん、こっちで登録解除しておいたよ。パスワード教えてなかっただろ」
「ああ、そうだな。登録はおまえがしたから」
「そうしないとさ、命の危険を感じるんだよね」
あいつ!
もっと酷い事、言えば良かったか?

「何してんの」
え?
大翔! 何でここに来た! 
それに眉間に皺寄せて不機嫌丸出しの表情、やめろ。
「こいつ、オレのだから近寄るな、話しかけんな」

「わー! 黄色い悪魔!」
友人が減ったじゃないか、馬鹿野郎。
「え? 今、逢原を? はあ?」
世間を胸張って歩けなくなるだろう、恥を知れよ幼馴染!

「大翔、いい加減にしろよ」
「糺、やっぱり少し制服大きいな。おまえ、細すぎるんだよ」
聞いてない。
会話が成立しない。
「ちゃんとおばさんから伝言聞いた?」
「怖い事を企んでるよな」
もうため息しか出ない。
「その細い腰が砕けるまで付き合って貰う。責任は取る。昔から決めてたから」
爽やかに、わいざつな発言をするな。
「大丈夫だ。オレは糺を箱に入れて閉じ込めたいとさえ思うくらい、惚れてるんだ」
監禁だ。
あいつ、昔からそんな歪んだ野望を抱いていたのか。
「その箱の蓋、絶対こじ開けて逃げて見せる」
「は? オレから逃げんの? 何で」
あ、やばい。
「誰か好きな人でもいるの? どこの誰? 始末してやる」
「分かったから! もう、いい。おまえがまともになるまで付き合うよ」

「はあ? 期限なしの、一生のお付き合いだろ。分かってないな」
膝から力が抜けそうだ。
この悪魔と罵ろうとしたら「糺? どこか具合でも悪いのか? 顔色悪い」と片膝ついた。

その目がやばいんだ。負けた。
昔、大好きだった薄い黄色の飴玉。あの味は忘れたけど、この飴玉は調教しよう。
愛情あるなら言う事聞くだろう。
俺も人の言う事聞かないけど、食うか食われるかなら食う方を選ぶ。

「覚悟しろよ、大翔」
「幸せにしての間違いだろ、糺」

おわり
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