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2006.06.13 エゴイスト。2
<美しいものをこの手にいれることが生きるすべて。>

樫木先生は18年前の屈辱を自分に烙印としてこころに刻み付けて、
ただ人を憎み・復讐することを目的に生きてきました。
その憎しみの感情を面にだせば、精神は自らを破壊してしまうでしょう。
人を欺くには、まずはひとのよさそうな顔をつくること。
無害な穏やかな顔をつくること。
しかも腹の中で煮えくるかえる、この憎しみを抱え込んだままで。
ひとのよさそうな表情をつくり、貼り付けたように崩さない。
詐欺師のように薄っぺらな笑顔。
催眠術師のように人を欺くことを生業としたものの立ち居振る舞い。
教科書なんてどこにでもあるものです。
悪魔の笑顔をつくるのに時間を要しましたが、そんなことは樫木先生はなんとも思いません。
これは復讐のための手段のひとつにすぎませんから。

19年前。その頃は大学生だった樫木先生はひとりの女性に出会い、その美しさに目を瞠りました。
雪を思わせる白い肌・大きな二重の瞳。華奢な体は風にさらわれそうな
程に細く。流れる茶色い巻き毛が女性の存在の華やかさを際立たせていました。
女性の名は 実央。
樫木先生は実央に告白する前に、同棲の準備を勝手に始めます。
相手に断られること・拒絶されることを予想しない、恋愛を知らない自己中心的な行動です。
学校の近くのマンションの最上階を借りて、合鍵を作りました。
その鍵を実央に渡そうと近付いたら。
実央には当然ながら恋人がいました。
美しい彼女には多少・・不釣合いな平凡すぎた男性学生でした。
「藤井」というその学生。
ひるまずに近寄る樫木先生に、正面からお断りをしました。
勿論、実央自身も。
樫木先生は信じられません。
断られた?なぜ?
あくる日も、毎日、しつこく言い寄る樫木先生を不気味がったのか。
藤井は実央と婚約して、翌年の卒業と共に入籍しました。

さすがに入籍されては言い寄れませんでした。
断られたことをようやく自覚しました。
プライドを粉々にされたよう。
どんどん沸き起こる憎しみ。
愛情よりも、もはや恨みしか持ち合わせていません。
マンションの壁をカッターナイフで切りつける奇行を始めました。

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