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少し長すぎる前髪は毛束をつくって。
肩につかない程度のウエーブかかったボブ。
横に軽く入れたシャギーが夏の風にそよいで、
うざいのか・指で払ってる。
細身だし。軽いし。肌の色が米みたいに白くて大きな二重の瞳が、
髪の色と同じで黒い。
どんなに見ても、可愛い・・としかいえない。
まるでお人形さんだもん。
俺の後ろにちょこんとすわってる小町が可愛くて仕方ないんだ。
・・怒ると怖いけど。

ぱちん。と携帯を閉じて、
「ひかり。信号。」
ちらっと睨まれた。
青信号だから行けって、ことですね・・。
「は~い。」
俺はまたペダルを漕ぎ出した。
すいすい走る自転車は、まもなく小町の家に着く。

<あ、そうか!>
俺はようやく気がついた。
今日から、暫らくは・・小町を乗せて自転車を漕ぐことはないんだ・・・。
途端に寂しくなってきた。
どこかに遠回りして帰りたい。
もうすこし、こうして一緒にいたい。
「本屋に寄ろうか?小町。」
「冷麦がのびるよ。」
・・もうどうせ、のびてるよ。
のびてるか、ふやけてるとしか思えない冷麦は食べたくない・・。

「暑い・・早く帰りたいな・・。」
小町!!!
少しは俺の想いがわからないのか!!
なんて罪深いことを平気で言うんだよ・・寂しいなあ・・。
あ~あ。

「わかった。すこしとばすよ。もう少しで着くからね。」
「うん。」
ふわん。と何かが背中にくっついた。
・え!
俺のベルトの上くらいに、細くて白い腕が!!
小町が俺にしがみついてくれた。
とばす と言って良かった!!
これで力もみなぎります、さあ!とばそう・・と思ったら。
「暑い!」
すぐに離れてしまった・・。
「しがみついていないと、落ちちゃうよ。」

「・・落さないようにして?」

・・わかりました。
なんでも聞きます。
「ひかり。」
「なあに?」
「西瓜が冷えてるって。母さんがメールしてきたよ。」
・・親子でメル友なのか・・。
さっきから・・もう。
「・・両方は無理だよ・・俺は・・卵焼きだけでいい。」
「ふうん。」
かちかちと音がする。
またメールしてるの?
もうすぐ家に着くのに・・。
大体、俺にはメールくれないくせに。
どうして親子でメールしてるんだよ・・。もうがっくりだ。





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