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自転車を軽快に飛ばしながら自宅に着くと階段を駆け上がる。
大慌てで箪笥からTシャツ2枚、パンツも2枚取り出して鞄につめる。
あ、タオル。タオルもいる。
なんか凄くわくわくしちゃう。
「ひかり?どうしたの。」
母さんが不審な目つき。
「小町の家に泊まるんだ。」
「まあ?よく小町くんが許してくれたわね。」
「・・なにその・許すって・・。」
母さんはマジで驚いている。
「だって小町くん、お友達を家に入れたこと無いんでしょう?
小町くんのお母さんが言ってたわ。ひかりくんだけだって。
それも部屋に入れないけど。」
ああ、確かにそうだ・・。
俺は小町の部屋に入れてもらったことがない。
それ以前に、俺以外の人間が秋田家にお邪魔する姿も見たことが無い。
小町、友人いるはずだけど。
「警戒心強いというか。
ひかりが傍でうろうろするから、誰も小町くんに言い寄れないのよね。たいした番犬よねえ・・。
ああ、これで小町くんが女の子だったらねえ!!
お母さんはあんな娘が欲しいわよ!」

言うなよ母さん!!
俺だって、あんなお嫁さんが欲しいよ!!
俺は我慢しているの。
だって・・あんなに可愛くても俺と同じ男の子だよ。

「まあ、ひかりが手を出さないように、
お母さんはご先祖様にお祈りしておきますからね。
小町くんに迷惑かけないように。」


母さんはマジで仏壇に手を合わせていた。


軽くシャワー浴びていたら1時間過ぎていた。
いけない。小町の気が変わる。
急がなくちゃ・・。
「ひかり。お客様が来てるわよ?」
「は?お客??」小町か?まさか。

「やあ、どうも。ひかりくん。」
「・・・宮御先輩。」
生徒会長の宮御先輩がなぜか俺の家に上がりこんでいた・・。
ベリーショートの黒い髪。俺より背が高い3年生。
「あのう?」
「今日は暑いね、ひかりくん。」
「何の御用ですか?それにどうして俺の家がわかったんです?」
「そう、けんけん言うもんじゃないよ。
相変わらずはっきりしたものの言い方。
君に対する俺の高感度は上がる一方だ。」
にやにやしながら俺を見ている宮御先輩の思惑は、さっぱりわからない。
ただひとつわかっていることは。
今、すごく邪魔ってこと。

「用がないなら帰ってください。俺、もう出かけるので。」
「シャワーあびてまで?何処へ行くんだい。」
「いいでしょう。汗かいたんだから。あなたには関係ない。」
「・・いいね。ぞくぞくするよ。
その可愛い顔で、こんなにはっきりとした物言い。
きみは相変わらず自分の器量の程を知らないな?
わが男子校では・・いや、ひかりくん。
ミディアムウルフの髪、前髪長めのスライドカット。
まさに美容師がきみのかわいらしさを引き立てようと技術のすべてをつめこんだようなヘアースタイル。
そして二重の瞳。ちいさな顔。
まさに誰も手をつけていない純粋な少年のような面立ちで、ずけずけとしたものの言い方。
俺にとっての、どストライクだよ、きみは。」
「・・学校じゃなくて、宮御先輩のど真ん中なんですか。俺は。」

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